思わぬ出会い ページ13
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ラウス国王の伝達から数日経った頃。
我々国の要人を迎え入れる準備が着々と進んでいたある日。
今日は新人が来るとぴくとから言伝を貰い、久方振りの訓練所までやって来た。
隊員は数人程居るが、A自らは教えていない。彼等は一人一人独立しており、独自のメニューで毎日を過ごしているのだ。それ程自由で良いのかとAは一人の隊員に聞くと｢主体性を重視している｣だとか。
『何処の部署に入るのかしら』
｢どうやらAと同じく隠密が得意らしくてね。今日から新人教育がてら面倒見てくれない？｣
『どうして？私以外にも適任は居ると思うけれど』
｢A程腕の立つ人は居ないんだよ。お願い！それに俺は猫の世話にも忙しいし｣
『仕方無いわね…。ぴくとさんだから許すのよ。でも、私どうすれば良いのかしら…』
──日頃お世話になってるもの。多少はお願いを聞かなければね
｢ありがとう、A！そうだな…まずは短剣を狙った場所に投げるとか、そういうのから始めたら良いんじゃない？｣
Aは今まで新人教育とやらを一度もした事が無い。何度も彼に頼まれた事もあるがその度に躱していた。決して面倒だった訳では無いが、間違った事を教えてしまい、その後輩が仕事で死んでしまったらと怯えていたのだ。案外怖がりな女なのである。
『アドバイスありがとう。どんな子なのかしらね。ビシバシ訓練して鍛えてあげるわ！』
声高々と宣言し、ぱちぱちと拍手を送るぴくと。更に鼻を長くするA。この男、扱い方がよく分かっている。
『どうも、ご機嫌よう。貴方が新しく来た子ね』
ギィ、と扉を開くとそこには一人の青年が立っていた。茶色の髪を後ろで無造作に束ね、ペリドットの目の目を持つ美しい青年が口を開く。
｢はい、A様。私はオットーと申します｣
外は清々しい程の快晴だった。
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おつ2(014785wmwi) - 最高だからハッピー○ーンの粉を決めようぜ☆ (2020年7月31日 18時) (
レス) id: b32bfe3549 (このIDを非表示/違反報告)
べす - 朝霧さん» 良い所で焦らすのが趣味ですので()まだまだ物語は続きます！是非またご感想を楽しみにしております！ (2020年7月18日 17時) (レス) id: b38f87aa2d (このIDを非表示/違反報告)
べす - サブ垢での返信御容赦を。思わず笑っちゃいましたｗｗｗ再会してからが本番ですので！ (2020年7月18日 17時) (レス) id: b38f87aa2d (このIDを非表示/違反報告)
べす - 椿さん» うへへへとにやけてしまいそうな内容にするつもりですので、今後とも宜しくお願いします！ (2020年7月18日 17時) (レス) id: b38f87aa2d (このIDを非表示/違反報告)
朝霧 - いいところで、あぁ、うぁ、下の人と同じですまる (2020年7月17日 19時) (レス) id: dd19b1c917 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベス | 作成日時：2020年7月11日 9時
