嫌悪 ページ12
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──嫌ね、謎の執着。私の顔しか見ようともしないのによく言うわ
定住地は無く、各地を転々としていた彼女を雇ったのは国王だった。Aの記憶には確りと焼き付いている。｢お前の顔。気に入った｣とか。
皮肉な事に顔で生きて来た事はAは自覚していた。そして自身も耽美な顔立ちをした者が好みな事も。だがそれを理由に迷惑な行為をされるのは困るのだ。
『お言葉ですが陛下。私は一介の兵士で御座います。畏れ多くも貴方様の贈り物を身に付けるには身分不相応かと』
｢私はお前に身に付けろと言っている｣
『なりません。私の任務には危険が伴いますもの。貴方様の贈り物を汚す訳には参りません』
｢…分かった。だが公の場ではそれを付けろ｣
『畏まりました』
──助かったわ。流石に国王も駄々を捏ねる真似はしないでしょう。最低限は弁えれる様ね
赤の薔薇の髪飾り。あれは国王直々に選んだ物だとAはメイドから聞いていた。髪飾り自体は素晴らしいが、あの脂ぎった手で触られては魅力が半減してしまう。それに唯の豚の贈り物を仕事の度に身に付けたくは無かった。
Aは公の場にはあまり出ないので、これからも付ける事は当分無いと内心安堵していた。
だが、衝撃の一言が告げられる。
｢一週間後に我々国の使者が城に来ると本日伝達があった。お前は私の傍で侍っていろ｣
眉根一つ動かさず言い放った一言にAは危うく膝から崩れ落ちそうになった。
──な、何ですって…！？理由は十中八九あの彼ね…
此処とあの国は敵国同士、一体何があるというのよ！
煌びやかな装飾が施された扉の外側からは身動ぎをした気配。ぴくとも少なからず驚いているのだろう。
『了解しましたわ…私、Aはいつでも貴方のお傍に』
｢ああ。準備をしておけ｣
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おつ2(014785wmwi) - 最高だからハッピー○ーンの粉を決めようぜ☆ (2020年7月31日 18時) (
レス) id: b32bfe3549 (このIDを非表示/違反報告)
べす - 朝霧さん» 良い所で焦らすのが趣味ですので()まだまだ物語は続きます！是非またご感想を楽しみにしております！ (2020年7月18日 17時) (レス) id: b38f87aa2d (このIDを非表示/違反報告)
べす - サブ垢での返信御容赦を。思わず笑っちゃいましたｗｗｗ再会してからが本番ですので！ (2020年7月18日 17時) (レス) id: b38f87aa2d (このIDを非表示/違反報告)
べす - 椿さん» うへへへとにやけてしまいそうな内容にするつもりですので、今後とも宜しくお願いします！ (2020年7月18日 17時) (レス) id: b38f87aa2d (このIDを非表示/違反報告)
朝霧 - いいところで、あぁ、うぁ、下の人と同じですまる (2020年7月17日 19時) (レス) id: dd19b1c917 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベス | 作成日時：2020年7月11日 9時
