松野家の会話を覗いてみた

第九松 ページ9

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｢なんだかんだでもう、九まで来てるらしいねチョロ松兄さん。｣



｢今日トド松がいるなんて珍しいんじゃない？バイトどうしたの？｣



｢それわざと？何年前の話を掘り返すつもり？｣



｢いや〜気づけばさぁ、僕らのキャラとして始まったのがもうかれこれ二年前？｣



｢無視かよ…！…ってああ、確かにもう二年前になるのかぁ…懐かしいって感じる？｣




｢僕は全く感じないしむしろ、来なくてよかったんじゃないかとさえ思ってる。｣




｢冷静なコメント求めてないんだけどツッコミ役がツッコまれてどうするの？｣




｢僕とお前っていわゆる同じ性格じゃん。｣





｢いや、どこが！？僕こんなにだっさい服着て外とか出歩けないタイプなんだけど！？それ以前に女の子との触れ合いには慣れてるつもりだけど！？シコシコしないけど！？｣



｢おいゴラァ！！シコシコ言うな！！！シワ松！｣



｢訳さないで！？変な人に思われるでしょ！正確にはへそのシワフェチなの！｣




｢知らねぇよ、フェチとか(ピー音)かよ。｣




｢チョロ松兄さん！？それは駄目なワード第1位！！確かに似てるけどR規制になるからダメ！！｣




｢てかさ、今めっちゃメタ発言してもいい？｣



｢いいけど、迷惑かからない程度にね。｣



｢僕らツッコミ役ってさ年がら年中叫び声あげてるように思われてるじゃん？｣



｢それは人それぞれなんじゃないかな…？｣



｢だから、僕は二期でチャレンジしてみたわけ。叫ぶ事が個性じゃないんだぞー！って言いたくてわざわざボケに回ったりとか。｣



｢それ一番困るの僕だよね？魔物四人を相手しなきゃいけないんだよ？僕一人で。｣



｢それをやるとさ、人気伸びるんじゃないかと思って。｣




｢僕の話聞いてる？え、僕ここに来てまたツッコまなきゃいけないの？｣




｢でも何かこう、身に染みて感じないよね。僕何したら人気になれるんだろう。｣




｢………分かんない。普通が個性なんじゃないもう。｣



｢馬鹿なの？トド松、いい？この世を生き抜くためには誰も持っていないような個性、そしてルックスを持っていなきゃいけないんだよ。

僕らは皆昭和顔だから万人受けしないし、なら何で勝負するかって言ったら個性しかないじゃん？そのうち僕らドラえ○もんの道具に吸い込まれるよ？

その辺分かってる？｣





｢……チョロ松兄さんが……壊れたぁあ！！！誰かいないのー！？誰かー！！｣






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