俺の兄貴

弐 ページ2

善逸side

俺には2人の兄弟子が居る。

女に騙されて借金をおった俺を爺ちゃんと一緒
肩代わりしてくれて、
俺がもう1人の兄･獪岳に怒鳴られた時も直ぐに駆けつけてくれた。




けど

兄貴はある日から行方不明になってしまった。

一緒に任務に行っていた獪岳は帰って来たのに兄貴だけは帰って来なかった。

獪岳に問いただしても答えてくれなかった。

否、きっと答えられなかったんだ。

他の隊士が言ってた事によると、上弦の壱が現れて兄貴は1人で戦ったらしい。

自分より下の階級の者を守るために。


けどおかしな事が1つあった。
兄貴の遺体や血の跡が無かった事だ。

その後俺は任務に出ながらも沢山探した。


その時任務が炭治郎の鎹鴉により言い渡された。


ある町で上弦の弐と下弦の壱が現れたらしい。

俺たちの任務はその町の調査だった。
嫌な予感はしていた。





その予感は的中してしまった。




調査中に突然、鬼の音がした。
もう日も暮れていて、雑魚の鬼でもでたのだろうと伊之助は言っていた。

でも俺の前に姿を現したのは

瞳に下壱と書いた兄貴だった。

兄貴は人の足を持っていて、口に付いた血を拭きながら俺にこう言った。


「あれ？なんでこんな所に雑魚がいるんだ？」


驚いた。兄貴に限ってこんな事言うとは思わなかったから

何処からか上弦の弐が出てきて

「君も酷いねぇ、弟弟子だったんでしょ？」

「こんな雑魚に仕立てた覚えはないし、ただ遊んでただけだよ。」

きっと俺は兄貴に頼り過ぎてたんだ。
兄貴が優しいから甘えてたんだ。




けどさ。
知ってるよ。
アンタが心の底で優しい音をさせてるってこと。





だからさ、次は失敗しないから。
人間に戻ったらまた頭を撫でて欲しいな







投稿したと思ってたら非公開なってた(白目)

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