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獪岳side

Aは呼吸が使えなかった。

Aは俺が先生の弟子になる前から居たようで刀の握り方も知らない俺に1から教えてくれた。

足の力の入れ具合や正しい呼吸の仕方等を先生と共に指導してくれた。


俺がここに来る前に盗みをしていた事を知ったら、泣いて怒りながらごめん、ごめんと繰り返してた。

アイツは優し過ぎたんだ。

昨晩、アイツとの任務だった。
久しぶりの共同任務で内心浮かれていたが突然悪寒がした。

気づいたら俺とA、あと一人の隊士しか残って居なかった。

驚いた。
急に現れた鬼の瞳には上弦の壱と書かれていた。

Aは隊士と俺の前に出て、小さな声でお前らは逃げろと言った。

嫌だった。
アイツが傷付くのは。

隊士に担がれて逃げる間、Aは戦い続けていた。
どれだけ傷付こうとも倒れずに敵に向かって行った。

助けないといけないのに。
足は動かずただ見ているだけだった。




目を覚まして1番最初に見たのはカスの顔だった。


昨晩の事を問いただされたが、答えられなかった。

アイツを囮にして自分だけ助かったなんて。

俺は暫く蝶屋敷で休養を取るように言われ、ベッドの上で過ごしていた。

そこに酷い顔をしたカスが入って来て小さな声でこう言った

"兄貴が鬼になっていた"と


驚き、疑問、寂しさ

色々な感情が混ざって、固まってしまった。

あんな奴に限ってなんで鬼なんかに。

しかもアイツは人を喰っていて、

瞳に下弦の壱と入っていたらしい。



いつもヘラヘラ笑っていたアイツが人を喰らうなんて、考えたくもなかった。

その日はその話だけで終わったが、数日後に急遽開かれた柱合会議に俺とカスが呼び出され質問攻めを受けた。


結果的には当たり前だがアイツは殺されるらしいが、個人の机に置いてあった書類の詳細を調べてからの処罰らしい。

蝶屋敷に戻ったあとも俺は後悔の念に駆られていた。
あの時無理矢理にでも連れて帰っていたらとか。

アイツは利用されるだけで役目が終わったら殺される。

鬼の世界でもそうだろう。



だから、柱の奴らに殺される位なら

俺と善逸が殺してやるから。

せめて死ぬ前だけは


ちゃんとした兄貴に戻ってくれよ









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途中何書いてるかわかんなくなった
順位、お気に入り、コメントありがとうございます!!

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抹茶もち(プロフ) - nanoka(*´∀`)さん» ありがとうございます!!ほわほわ (2020年1月18日 19時) (レス) id: a05b1d498e (このIDを非表示/違反報告)
抹茶もち(プロフ) - 夢染さん» ありがとうございます!! (2020年1月18日 19時) (レス) id: a05b1d498e (このIDを非表示/違反報告)
夢染 - めっちゃ好みです! (2020年1月18日 13時) (レス) id: b716b56083 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀`)(プロフ) - ほわぁ、好きです。応援してます!!ほわ、ほわ (2020年1月18日 11時) (レス) id: c7fdcaabfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:抹茶もち | 作成日時:2020年1月16日 4時

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