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ギース「ナイト!!終わったか!?」
僕「はい。次は何をしたらいいですか?」
ギース「じゃ、生徒会の奴らが待合室にいるからスタンバイを。そろそろ料理も並べ終わるはずだ。」
僕「分かりました。」
控え室に向かう途中
激しいめまいに襲われた。
壁へ手をつくが
一向に良くならず開くことすらままならなかった。
視界が歪み
頭痛が激しくなる
額には汗がにじみ出ていた。
そしてそのままその場でしゃがみこんでしまった。
グラグラと揺れる視界の中
震える手で薬のケースを取り出す
なかなか蓋があかない・・・・
僕「はぁっ・・・・はぁっ・・・・」
ジョット「ナイト・・・・?なにしてんだ?」
タイミングが悪すぎる・・・・
僕は必死で笑顔を貼り付けて
僕「いえ、なんでも。ジョット様、皆様は?」
ジョット「もう向かってる。俺は忘れ物を取りにな。」
僕「そうですか、では僕はこれで。」
急いでその場を去ろうとする
すると
ジョット「お前は・・・・女なのか・・・・?」
きっとタイガーとレンに聞いたのだろう。
僕「それはご想像におまかせします。」
それだけ言って早く去ろうとする
が
もう限界だ
視界がさらに歪み脚に力が入らなくなり
壁に肩からぶつかりそのまま座り込んだ。
ジョット「な、ナイト!?大丈夫か!?」
僕「だ・・・大丈夫ですっ・・・・」
ジョット「顔色悪いぞ・・・・?」
僕「ほんとにっ・・・・大丈夫・・・ですからッ・・・・早く言ってくださいっ・・・・!」
ジョット「・・・・だめだ。」
僕「・・・・?」
ジョットは僕を抱えると控え室へ連れていきソファに寝かした。
僕「ご迷惑・・・おかけしてすみません・・・・。」
ジョット「ほんとにどうしたんだ?」
僕「かっこ悪いことに・・・・貧血気味だったことに気づけなくて・・・・」
ジョット「そうか・・・・」
僕「すぐに・・・仕事があるので・・・あと少ししたら・・・行きますね・・・。」
ジョット「休めばいいだろ。」
僕「僕は・・・まだ逆ら・・・える・・・立場・・・じゃない・・・ので・・・・」
ジョット「俺に休めって言われたって言えばいいだろ?」
僕「僕がっ・・・・休めるのは・・・・タイガー・・・様のっ・・・許可が・・・降り・・・ないと・・・無理なんです・・・・。」
ジョット「はぁ・・・お前が休まないなら俺が休む。」
向かいのソファにどっかりと座った。
僕「ジョット様・・・・は・・・行かないっ・・・と」
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Lemonaめろんそーだ。(プロフ) - めっちゃ面白いです!!!これからも頑張ってください!! (2019年1月6日 22時) (レス) id: 410f0c8008 (このIDを非表示/違反報告)
苺香郷 - 更新頑張ってください (2018年12月24日 2時) (レス) id: 64a942dddb (このIDを非表示/違反報告)
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