検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:5,317 hit

27 ページ27

ギース「ナイト!!終わったか!?」

僕「はい。次は何をしたらいいですか?」

ギース「じゃ、生徒会の奴らが待合室にいるからスタンバイを。そろそろ料理も並べ終わるはずだ。」

僕「分かりました。」

控え室に向かう途中

激しいめまいに襲われた。

壁へ手をつくが

一向に良くならず開くことすらままならなかった。

視界が歪み

頭痛が激しくなる

額には汗がにじみ出ていた。

そしてそのままその場でしゃがみこんでしまった。

グラグラと揺れる視界の中

震える手で薬のケースを取り出す

なかなか蓋があかない・・・・

僕「はぁっ・・・・はぁっ・・・・」

ジョット「ナイト・・・・?なにしてんだ?」

タイミングが悪すぎる・・・・

僕は必死で笑顔を貼り付けて

僕「いえ、なんでも。ジョット様、皆様は?」

ジョット「もう向かってる。俺は忘れ物を取りにな。」

僕「そうですか、では僕はこれで。」

急いでその場を去ろうとする

すると

ジョット「お前は・・・・女なのか・・・・?」

きっとタイガーとレンに聞いたのだろう。

僕「それはご想像におまかせします。」

それだけ言って早く去ろうとする



もう限界だ

視界がさらに歪み脚に力が入らなくなり

壁に肩からぶつかりそのまま座り込んだ。

ジョット「な、ナイト!?大丈夫か!?」

僕「だ・・・大丈夫ですっ・・・・」

ジョット「顔色悪いぞ・・・・?」

僕「ほんとにっ・・・・大丈夫・・・ですからッ・・・・早く言ってくださいっ・・・・!」

ジョット「・・・・だめだ。」

僕「・・・・?」

ジョットは僕を抱えると控え室へ連れていきソファに寝かした。

僕「ご迷惑・・・おかけしてすみません・・・・。」

ジョット「ほんとにどうしたんだ?」

僕「かっこ悪いことに・・・・貧血気味だったことに気づけなくて・・・・」

ジョット「そうか・・・・」

僕「すぐに・・・仕事があるので・・・あと少ししたら・・・行きますね・・・。」

ジョット「休めばいいだろ。」

僕「僕は・・・まだ逆ら・・・える・・・立場・・・じゃない・・・ので・・・・」

ジョット「俺に休めって言われたって言えばいいだろ?」

僕「僕がっ・・・・休めるのは・・・・タイガー・・・様のっ・・・許可が・・・降り・・・ないと・・・無理なんです・・・・。」

ジョット「はぁ・・・お前が休まないなら俺が休む。」

向かいのソファにどっかりと座った。

僕「ジョット様・・・・は・・・行かないっ・・・と」

28→←26



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
設定タグ:魔法 , 男装 , 吸血鬼   
作品ジャンル:ファンタジー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Lemonaめろんそーだ。(プロフ) - めっちゃ面白いです!!!これからも頑張ってください!! (2019年1月6日 22時) (レス) id: 410f0c8008 (このIDを非表示/違反報告)
苺香郷 - 更新頑張ってください (2018年12月24日 2時) (レス) id: 64a942dddb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ミーちゃん | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年2月6日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。