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恋の先生〈5〉 ページ6

きっと彼は気づいてない

私が思っていることに

だって私は

こんなにも地味だし

ユーキくんの周りには沢山の人がいる

けど気もちは抑えられなくて

今日私は失恋しようと思う






「…?何これ」



ユーキくんの机に入れた1枚の紙



そのには




“今日の放課後教室で待ってます。A”





と書いた。






「!…Aさんって」





「ユーキどーしたー?」




「ん?なんでもないよー」







今日はバレンタインだ。



ユーキくんが紙を見て

チラッと私の方を見たのを私は見逃さなかった


そわそわして

緊張して

気づいたらもう放課後になっていた。






教室で、ユーキくんを待つ


きっと5分もたってないのだろうが


異様に長く感じる。






ガラッ






「あ」









「どーしたのー?何か用があるのー?」






「あ、いや…」






緊張して目も合わせられない。






「んーー言いにくいことなの?」






優しく聞くユーキくん

そんな所が好きだ


誰にでも優しくて


心が広い








「いや、あの…私、






好きなんです、ユーキくんの事」









一瞬、びっくりいたような顔をしたユーキくん




けど、その顔はすぐに変わって






「僕、好きな人いないんだ」






と、申しわせなさそうな顔で言った。







「あ、そう…ですよね、はい、ありがとうございました」







そりゃそうなるわな。








「あ、恋!







した事ないんだ」








立ち去ろうとする私を引き止めるように言うユーキくん。





「へ?」







「今とっても君に好きって言われて嬉しいよ、これが恋なのかもわからない、」






何が言いたいの?







「僕に恋を教えてください」







わたしが…?



始まりの予感がした。

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しおり - 凄い良かったです。!!コーイチ君イケメンすぎてにやけました(変態かよ) (2018年3月12日 5時) (レス) id: 70f1a63ac3 (このIDを非表示/違反報告)
夏実(プロフ) - しおりさん» はじめまして!リクエストありがとうございます。コーイチ君ですね! (2018年3月10日 10時) (レス) id: 12f9c23838 (このIDを非表示/違反報告)
しおり - はじめまして!タクヤの「始まりはキス」めっちゃきゅんきゅんしました。コーイチのお話をリクエストしたいんですが、良いですか? (2018年3月9日 21時) (レス) id: 70f1a63ac3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なつぴよ | 作成日時:2018年2月28日 14時

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