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＿＿＿＿始まりは些細なことだった。
「ねぇぴくと〜〜〜〜ゲームばっかりしてないでさぁ〜〜〜〜可愛い従姉妹の恋愛相談に乗ってよ〜〜〜〜」
「ちょっと邪魔しないでくんない？」
今日はバレンタインを一週間後に控えた日。
私は従兄弟のぴくとの家に遊びに来ていた。
彼の家は超豪邸で、私はいつもぴくとはうすと呼んでいる。上手いな(上手い)
そんなぴくとはうすに来たはいいが、私なんかお構い無しに彼は毎度の如くゲームをしていた。
「そのチョコ食っていいから」
「ふざけんないただきます」
ぴくとが目線で促した先にあるのは、見るからに高そうな缶の箱だった。
手に取って開けてみると、ミルクをはじめ、ホワイト、ビター、ストロベリーなどありとあらゆる色とりどりのチョコレートが規則正しく並んでいた。
「……これ絶対高いやつじゃん」
「フランスのやつだって。一粒ね＿＿」
「いや言わなくていいから！！食べにくくなるから！！」
そんなこと気にしなくていいのに、と彼はケタケタ笑った。
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うさ(プロフ) - ヒーローは遅れてやってくる、普通にお話として大好きです。最後のオチの文が綺麗で素敵です。応援してます。 (2019年4月24日 15時) (
レス) id: c595f3c6d5 (このIDを非表示/違反報告)
はるさめ(プロフ) - 短い中でストーリーをまとめ、なおかつ綺麗なオチのある作品に仕上げる東雲さんの作風が本当に大好きです。簡潔なんだけど丁寧で飽きのこないというか。あっ勿論東雲さんのギャグセンスも愛してます。無理のない範囲で更新頑張ってください。 (2019年4月20日 0時) (レス) id: 965a17df9d (このIDを非表示/違反報告)
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