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百三十九話 ページ45

花垣「マイキー君!!」


初めて会う現代のマイキー君は12年前(あの頃)と変わらない目をしていた


花垣「…あの…えっと元気にしてたか?」

マイキー「…ウン」

花垣「あ…あの…」

マイキー「…………」


やっと…やっと…!!

マイキー君に辿り着いたんだ


花垣「あの…すいません」

マイキー「泣き虫は相変わらずか?

ここにわざわざ呼んだのは"頼み"があってね」

花垣「え?"頼み"?」

マイキー「ここに来て兄貴の事思い出したらさ色んな思い出が溢れてきてガキの頃は色んな奴らと殴り合ってわかりあって笑いあって泣いたりして

そうやって東卍は大きくなっていったんだなぁって…
懐かしくなっちゃった」

花垣「……マイキー君」


会ってみて確信した

やっぱりマイキー君はマイキー君だ

三ツ谷君を…みんなを殺してるワケない…

あの東卍のマイキー君が殺すワケない


マイキー「……東卍は変わっちまった」

花垣「……え?」

マイキー「タケミっち……なんで東卍を出てったんだよ
一緒にいて欲しかった。兄貴のように叱って欲しかった」

花垣「え?」

マイキー「なんとか一人で頑張ったんだ。でも抑えられなかった。俺が俺でなくなる事を」

花垣「マイキー君…それどういう…」

マイキー「……東卍を出てくオマエを引き止めようとした俺にケンチンは…こう言った」

花垣「!」


-回想-

ドラケン「やめろマイキー」

マイキー「あ?俺に命令すんのか?テメェ」

三ツ谷「俺もドラケンに賛成だ」

マイキー「三ツ谷…」

三ツ谷「あいつはこれからの東卍に向いてない」

ドラケン「マイキー…オマエの選んだ道は修羅の道だ
俺も三ツ谷もこの先の命オマエに預ける そう決めた」

三ツ谷「でもねマイキー タケミっちは俺らの恩人なんだ
俺らみたいになって欲しくない」

ドラケン「アイツを巻き込まないでやってくれ」

-回想終-

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作者名: | 作成日時:2021年9月7日 0時

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