このぶりっ子は真面目なんです【学パロ】

12話「書記長の不満」 ページ15

生徒会に入って数日後

　tn視点

グルさんは何であいつを生徒会に入れたんや…？

毎回ちょっと遅れて来るし…

まあ言うて2、3分やけどな？

でもって書類も誤字脱字はほぼ無し。内容も完璧。とてもあのぶりっ子がやったとは思えない

そろそろ本性が見えてきてもおかしく無い。警戒せねば…


というかグルさんは結構ぶりっ子嫌いやったと思うねんけど…




小林さんが入ってくれるんは嬉しいけど流石に俺でもぶりっ子は嫌やで

それはグルさんも同じはずや





脅されでもしたんか？

tn「うーーーーーーーん…」


ut「おうトン氏が悩み事なんて珍しいな。なんや女でもできたんか？」

うるせぇそのヘラヘラした顔面殴ったろかクズ

ut「ひどない！？そこまで言う！？」

おっと、声に出ていたようだ









ut「…姫川のことか…？」

珍しく勘がいいな…


tn「もう生徒会行きたないわ…」


弱音を吐いたのはいつぶりだろうか

tn「グルさんがもしかしたら脅されてんとちゃうかって…」









ut「あーーーーー……それは…無いで」



tn「…は？何でそう確信できんねん。」


意味がわからない

tn「女ってそういうもんやろ？ぶりっ子なんて裏表の差が酷くて…そんなのお前が一番わかってるやろ？

なんでそんなこと言うん…？」

ut「とんち。」

tn「お前もなんかアイツにされたん…？」

ut「とんち。」

tn「やっぱりアイ…((ut「とーんち。」

自分のおでこに鬱の人差し指が当てられる



冷たくて、気持ちの良い手。

ut「とんちは頑張りすぎやねん。鏡見てみ？隈凄いで

tn「は、はぁ…」


にぱっとした笑顔を見たのに安心したのか、俺はそこで意識を手放した

ut「グッハァ‼とんちぃ！？」









目覚めたのはその日の昼休みだった

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