其ノ肆拾漆 鬼殺隊と狭霧山 ページ48
次の日の朝、伊黒さんに起こされて、朝食を頂いた。
伊黒さん、女子力高い…。
身なりを整えて、私達は玄関に立った。
「伊黒さん、泊めて頂きありがとうございました。それではまた柱合会議で」
「天龍院」
扉に手をかけた時、後ろから声を掛けられた。
なんだろう…?
「次の柱合会議の後、手合わせする。覚悟していろ。其処の二人もだ」
そう言って、私達をお屋敷から追い出した後、ピシャッと扉を閉めた。
伊黒さんのキャラ、昨日から変な気がする…。
錆兎と真菰もちょっと困惑しているし。
まぁでも、なんだかんだ言って、仲良くなれた気がして良かった。
その後、蝶屋敷にお邪魔して、昨日挨拶し忘れていた神崎アオイちゃん、寺内きよちゃん、中原すみちゃん、高田なほちゃんに会って挨拶をした。
彼女達は、前から私達のことを知っていたようで、直ぐに打ち解ける事が出来た。
錆兎と真菰のことも直ぐに受け入れてくれて、凄く嬉しかった。
アオイちゃんは、昨日私の笑顔があまりにも綺麗だった為、思わず逃げてしまったのだとか。
綺麗かどうかは置いといて、嫌われてなくて本当に良かった。
そして、カナエさん、しのぶさん、カナヲからはとても心配された。
無傷だということを伝えると、三人はほっとしたような表情になった。
昼頃に、伯父様に呼ばれてお屋敷へ向かった。
私達が座ると、伯父様は口を開いた。
「A、錆兎、真菰。昨日はご苦労様だったね。鬼殺隊では無い君達に、小芭内と任務に行かせるのは些か不安だったけど、無事で良かった。…それで、本題に入るんだけど、錆兎と真菰に明日から鬼殺隊に入ってもらいたいんだ」
「「?!」」
「鬼殺隊に…?」
「そう。二人は日輪刀を持っているし、一応最終選別を受けている。二人に甘いというのは自覚しているよ。けれど、その分条件がある。それは、二人はあくまでAの補助だということ。どうかな?」
「「是非、やらせてください」」
「うん。そう言ってくれると信じていたよ。それから、その二人には来週、狭霧山に向かってほしい」
狭霧山って…鱗滝さんの住んでいる山…!
もしかして…!
「鬼となった妹を連れている少年の所へ行ってほしい。これはAが鬼殺隊に入るまでの任務にするよ。お願いしても良いかな?」
「「御意」」
「Aは鬼殺隊に入るまでは、自身に必要なことをするといい」
「はい、伯父様」
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抹茶うさぎ@琥珀(プロフ) - あやめさん» 嬉しいです!1ヶ月近く更新出来ずにすみません…。早く新しい話を読んで頂けるように頑張ります!コメントありがとうございました! (2020年5月30日 22時) (レス) id: 00cd6a155e (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - とても面白かったです!これからもがんばってください!更新お願いします!!! (2020年5月30日 21時) (レス) id: 2cb5bf810d (このIDを非表示/違反報告)
抹茶うさぎ@琥珀(プロフ) - (=゚ω゚=)にゃあ@サブ垢さん» はじめまして!型の提案ありがとうございます!とても良いですね!是非採用させてください!説明もつけて頂きありがとうございます! (2020年4月15日 8時) (レス) id: 606e94aca2 (このIDを非表示/違反報告)
(=゚ω゚=)にゃあ@サブ垢(プロフ) - はじめまして。型のことですが、「巻雲・天波虹」けんうん、あまはにじ というのはどうでしょう?説明半円を描くように何回も切る。それは相手には遅く見えるが、実際はものすごい勢いで切りつけている…的な。 (2020年4月15日 2時) (レス) id: ed1bcccac4 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶うさぎ@琥珀(プロフ) - チョコさん» 了解です!返信ありがとうございます! (2020年3月13日 11時) (レス) id: 00cd6a155e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鷹麦 | 作成日時:2019年12月21日 19時