(青side)怖くない ページ6
「お客さん来るから困る、、ん、、」
『ええやん、なぁ入れていい？』
「ダメ、花束作らなきゃ、、」
俺に押さえつけられて、ジーパンのボタン外されてんのに全く動じてへん。
『じゃあ、次呼んだら来る？』
「行っても一番じゃなかったら門前払いでしょ(笑)？」
『分からん。俺の気分次第♪』
「、、分かった。行けばいいんでしょ？」
だから離して？って、
Aが、駄々こねた子供をあやすように渋々了承した。
『ベッド行こうやー。』
「だから仕事中なの(笑)！」
『、、俺のこと怖ないん？』
初めて会った時もそうやけど、Aは困った顔はようするけど、怖がったりせえへん。
「、、怖くない。だって、寂しい目してるもん、、」
『、、うっざ。』
慌てて目を逸らして、Aを解放した。
「今日の章大さんはこれね(笑)」
はいどうぞ、ってピンクのゆりを渡してきたから、
『は？要らんし、やめろやハズいわ。』
「そう？残念。」
それをバケツに戻して、何事もなかったように仕事を始めた。
『、、ちなみに、それの花言葉は？』
「、、"虚栄心"」
『コロシタロカ。』
「ふはっ(笑)」
あ、ウケた。
初めて見たかも、、
『絶対次来いよな！』
ほなね、って、Aの顔見んと、取り繕うようにそう吐き捨てて店を出た。
『、、』
ごめん、、君以外の女にちょっとドキッとしてもーた。
２回目。２回も心臓が跳ねた。
『Aはただの遊び相手や。』
誰も何も言うてへんのに、自分に言い聞かせるように、言い訳するように言葉に出した。
数日後、
(新宿○○ホテル512)
花屋からここまで約40分。
電車乗っても１時間。
１時間、Aを待つことにした。
この間に2〜3人来たけど、
『残念でした。また今度。』
１時間30分。まだ来ず。
RRR,,,
『、、はい！』
Aやと思って、画面見んとタップしながらドアを開けたら、、
「章大くん、、やった！もうダメかと思った！」
『モモ、、あ、、』
モモの後ろに、息を切らせたAが立ってて、、
いつもおろしてる髪の毛はユルくまとめてアップにしてる。
いつものジーパン、Tシャツじゃなくて、キレイなワンピース着てて、、
めっちゃ可愛いやん、、
ﾓﾓ「ねぇ、入れてよー。」
『え？、、おん、、あ、いや！ちが、、』
ﾓﾓ「お邪魔しまーす♪」
俺の腕をすり抜けて、モモが部屋に入ってしまった。
『、、』
「、、」
暫く見つめ合ったあと、
Aは、優しく微笑んで、
帰ってしまった。
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まるなす - ひよりんさんの小説好きです。これからも楽しみに待ってますね。 (2019年9月21日 20時) (
レス) id: e561b9b5e6 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - ベリー��Toppoさん» 応援ありがとうございます！頑張りますっ(￣▽￣)ゞ (2018年1月8日 23時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
ベリー��Toppo - こちらこそありがとうです!!実はこれにのめり込んだきっかけが追い恋で… 追い恋を読み始めて直ぐひよりんさんのファンになりました(笑)勝手なんですがこれからも応援しています！ (2018年1月6日 0時) (レス) id: 8865345ab4 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - ベリー��Toppoさん» 全部読んでくれたんですか！？ありがとうございます(σ≧▽≦)σ頑張ります！！ (2018年1月5日 21時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
ベリー��Toppo - 一気に読んだんですが…めっちゃ泣きました！！今でも泣いてます(笑)あと、ひよりんさんの小説、全部読ませて戴いたんですが、全部いい話で、、全部泣きました。。。(苦笑)頑張ってください！ (2018年1月4日 23時) (レス) id: 8865345ab4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよりん
| 作成日時：2017年9月26日 23時
