ケーキ ページ7
『よし！誤差ゼーロー♪やるじゃんA！』
少しでも気分を上げようと頑張ってみるけど、
棚もラックもぐちゃぐちゃだし、私も明日お休みだから、全部やって帰らなきゃ早番の大志さんビックリするだろうし、、
『くそー、雨も降ってきたー(汗)』
今日はツイてない。
まぁ、この誰もいない中、錦戸さんと二人でいる方が地獄かもね、、
そうだよ、ひとりで頑張ります、って私が自分で言ってたんだもん。
これが正しいんだよ。
ゴロゴロゴロゴロ、、
『、、嘘、、』
雨はそんなに酷くないけど、雷が鳴り出した。
雷は子供の時から苦手なんだよなぁ、、
さっきから空がピカピカしてるし、、
レジ締めを終えて、急いで服をたたんでたら、
『きゃあっ！！』
ピカッ！って一瞬光ったあと、
ドーンッ！！って近くに雷が落ちたらしく、
停電してお店が真っ暗になった。
思わず耳を押さえて、しゃがみこむ。
雷はお父さんとお母さんが激しく喧嘩してた日を思い出す。
あの日も雷が鳴ってて、怖がって泣いてる小さい私を放ってずっと言い合いしてたんだ。
『も、やだぁ、、(泣)』
真っ暗なお店の中、うずくまってたら、
「うわっ、真っ暗やん、、A！？」
帰ったはずの錦戸さんの声がして、
『、、ど、して、、』
中腰になって、入り口の方を見たら、
「A？どしたん？どっか怪我したんか？」
錦戸さんが私を見つけて駆け寄って来た。
『帰ったんじゃなかったんですか、、』
「いや、ケーキ買いに行っ、、」
ゴロゴロゴロ、、
ドーンッ！！
『キャーッ(＞_＜)』
錦戸さんに抱き付くわけにもいかず、また耳を塞いでしゃがみ込んだ。
「いや、そこ怖いー！言うて抱き付くとこちゃうん？」
錦戸さんが目の前にしゃがみ込んで、私を覗き込んでくる。
『どこ行ってたんですか、、？』
「やから、ごめんなさいのケーキ買いに行っててん。」
おいで、って私の頭を引き寄せて抱きしめてくれる。
『来るの遅いバカー(泣)』
安心からか、私も錦戸さんに抱き付いて彼の胸に顔を埋める。
あぁ、いい匂いする、、ってこんな時でも思ってしまう私は変態だ、、
「すみません、、え、俺？」
何で？って言いながらも、ずっと抱きしめててくれた。
「ちょっと、、ブレーカー上げてくるわ。」
って離れようとするから、
『やだ、、やだ、私も行く(汗)！』
「、、お前、言い方(苦笑)」
行くで、って私を立たせて、手を繋いでストック奥の分電盤まで一緒に連れていってくれた。
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ひよりん(プロフ) - otakubo04さん» わー、、ありがとうございます(///∇///)はい、頭に入れておきますね、思い付いたら書かせてもらいます(≧▽≦) (2019年6月2日 21時) (
レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
otakubo04(プロフ) - こんにちは。たまたま読んだ作品にぐっとハマってしまいました。出来れば、続編か錦戸さんメインでの新作を期待します！^_^よろしくお願いします！ (2019年6月2日 19時) (レス) id: c5b0c741a6 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - さやさん» お誕生日おめでとーございます(^◇^)素敵な１日のきっかけになれて嬉しいです(///∇///)�⊂呂盍萃イ蠅泙后�！ (2017年3月16日 16時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - 鈴華さん» うん、頑張るー！書きたいの多過ぎて大変だわ(￣▽￣;) (2017年3月16日 16時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - ゆうこさん» やっぱり、男の人はこうであって欲しいという願望、妄想です(￣▽￣;)ひよりんもゆうこちゃん好きー(*≧∀≦*)いつもありがとー！ (2017年3月16日 16時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよりん
| 作成日時：2017年3月3日 13時
