逆 ページ26
超高層のホテル。
エントランスに着いて、ベルボーイさんがタクシーのドアを開けてくれる。
よかった、お洒落な服着てて、、
章ちゃんが、私の手を繋いでチェックインカウンターまで行く。
「安田様、お待ちしておりました。」
慣れた様子でチェックインを済ませて、ベルボーイさんとエレベーターに乗って最上階まで行く。
『章ちゃん、どこ行くの？』
「ええとこ♪」
『ええとこ、、』
ベルボーイさんにふふって笑われた。
最上階のフロアで降りて、案内されたのは、
ﾍﾞﾙ「スイートルームです。ごゆっくり(^_^)」
全面ガラス張りで夜景が見渡せて、
クイーンサイズのベッドが二つ、
何人座れんの？ってくらいのソファー。
入り口で、ボーゼンと立ち尽くしてたら、
「無駄にならんで良かったわ。予約キャンセルせんで良かった♪」
私を覗き込んで言うから、
『何で？いつ予約したの？』
「えー、、２ヶ月前くらい？」
だから、私に普通でいいって言われたとき、焦ったって。
『、、もー、ばかぁー。』
涙がどんどん溢れてきて、うえーんって泣いたら、
「やってー、Aの初めてのクリスマスは最高の思い出にしたかったんやもん(笑)」
って笑いながら抱きしめてくれる。
テーブルには、私でも飲める甘口のシャンパンと、映画で見たことあるイチゴの盛られたお皿。
「夢の国にも行けたらパーフェクトやってんけどな、、」
シャンパン飲む？キモチイイコトする？って目をキラキラさせて言うから、
『、、シャンパン飲む。』
「よっしゃ！」
コートを脱いでから、おいでって手を引いてふかふかのソファーに座らせてくれる。
乾杯ってしてほんのり甘いシャンパンが美味しくて、嬉しくなった。
『章ちゃんがクリスマスにこだわるなんて意外だね(笑)』
「別に、、キリストの誕生日とかどうでもええねん。でも、Aはこういうイベント好きやろなって。」
俺んち多分浄土真宗やし。って新たな章ちゃん情報をゲットした。
でも、、
章ちゃんが、ちょっとはにかんで笑いながら、
「お前結構冷めてんねんもん(苦笑)、もっとふわふわして夢見る女の子やと思ってたけど、、」
ちゃうかったわ、って笑いながらシャンパンを飲む章ちゃん。
『、、がっかりした？』
飲み干したグラスをテーブルに置きながら、
「逆や、、」
私の方に体を向けて、私のほっぺたに章ちゃんの手が触れる。
「もっと好きになった、、」
触れあった唇からイチゴの香りが広がった。
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ひよりん(プロフ) - うさちささん» 今コメントに気づきましたー！ありがとうございます(〃∇〃) (2017年1月31日 23時) (
レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
うさちさ - 関ジャニ∞が大好きで、作者様の作品をゆっくり読ませて頂きました。もう、章ちゃんがカッコいくて感動しています (2017年1月8日 0時) (レス) id: 3f776857c5 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - 式部さん» 嬉しいコメントありがとうございます！！自己満足なものですが、共感していただいて嬉しい限りです。これからも宜しくお願いします！！ (2016年5月7日 9時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - あつこさん» いつもありがとうございます！まだまだ終わりそうにないでーす(汗)頑張ります！！ (2016年5月7日 9時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - えりちゃさん» 拙い文章でお恥ずかしい、、応援ありがとうございます！頑張ります！！ (2016年5月7日 9時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよりん
| 作成日時：2016年4月27日 19時
