ムリガアルヨ ページ14
「、、、、、、え？」
「、、、？」
ハルタ嬢の突然のカミングアウトに衝撃を受けています。(主にハルタ嬢が)
「、、、え、、あ、、、、知ってたの？」
「、、、、、、えぇまぁ。」
「、、、なんでわかったんだ？」
「、、、初めは気づきませんでしたよ？でも見ちゃったんですよ、、、」
「、、、っ！」
「私たちが一年の魔闘の時、わたしとエルザさんのペア対戦しましたよね？エルザさんたちはカルロスくんを警戒して先にわたしを狙ってきましたよね。ビリーくんに瞬殺されましたけど、最後にエルザさんに向かって適当に魔法ぶつけたんですよ。」
「魔闘か、懐かしいな、、、確かに最後に攻撃してきたね。」
「その時です。あなたの幻覚魔術が一瞬揺らぎました。エルザさんの本当の姿が見えたんです。」
「、、、油断してたな。」
「肩幅は広く、背ももう少し高いのかな。喉仏も確認しましたし、あれは1４、５歳の骨格の作りでしたね。」
「、、、そんな一瞬で、、、、でも僕が男だとわかったなら、なんで告発しなかったんだ？」
「、、、興味がなかったからですよ。」
「、、、え？」
「強力な幻覚魔法で性別まで偽り、桁外れな魔力に、お気づきではないようですけどあなたの履いてる靴、あれは東の王国リブングルのものですよね？あの独特の革と刺繍デザインはリブングル伝統のものだったと思います。」
「僕に興味はなくても、靴は見ていたんだね。靴なんかで出身までばれてしまうなんて、、、」
続く
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作者名：とりにく | 作成日時：2016年6月10日 0時
