黒幕系女子R (ページ13)

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実は結構仲良しなんですページ13

ハルタ嬢の部屋に招待されましたよ～。

わーい‼

嬉しいです。

実は彼女も飛び級制度の利用者でして、よく一緒になります。

真面目なガリ勉タイプかと思っていたら、気さくで、とてもさっぱりした方で、すぐに仲良くなれました。

彼女は将来王宮で勤めたいらしく、経済科に飛び級しています。

わたしも魔術科の前に経済科にいたので、その時がきっかけですね。

それからちょくちょく一緒にご飯を食べたり、わたしとレオ先生の研究を見学したり、交流を深めて今に至ります。

女子寮の一角に彼女の部屋があります。

一、二年は基本二人ひと部屋ですが、三、四年生、侯爵家以上の位の者、学年首席は一人部屋です。

ちなみにわたしの相部屋の子は一年次に隣国へ留学していきました。

だから実質一人部屋ですね。

ハルタ嬢の部屋はもちろん学年首席の一人部屋です。

ほー、部屋の構造はちょっと豪華な感じですね。

家具はシンプルだけど洗練されてます。

ベッドが一つ少ない分広く感じます。

大きなソファーに二人で腰掛けて、彼女の入れてくれたお茶を飲みます。

そして、

「今日は突然ごめんね。驚くかもしれないし、私を軽蔑すると思うけど、あなたにだけは知っていて欲しいんだ。」

「、、、ｺﾞｸﾘ。」

「ッ、、、私いや、、、、僕は、、、実は男なんだ、、、」

「あ、知ってますよ。」