第三十話 ページ34
こつん、こつんと歩く音が響く。
特に会話を交わさないまま、一つの扉の前についた。
os「総統閣下さーん」
？「入れ」
ぎぃっと重い音と一緒に空いた部屋の中で待っていた金髪の男。
久しぶりに見た、グルッペン・フューラー総統閣下。
重圧のある部屋の中で、意を決して一歩踏み出す。
gr「歓迎しようじゃないか。異世界人。久しぶりだな、体調はどうだ？」
『身に余るお言葉ありがとうございます。今では以前と変わらぬ体調を取り戻しております』
gr「ふむ、それはよかった。前回の戦争で巻き込んでしまったのはこちらに非があるからな。」
とりあえず座れ、と近くにあったソファーを指さす閣下。
言われたとおりに座ると、閣下も対面に座りなおした。
gr「今日は話があるそうだな。俺もちょうど話を聞きたいと思っていたんだが
何分時間がなくてだな。」
tn「誰かさんが仕事ほっぽってどっか行きますから」
gr「グ……」
後ろで腕を組みながら待機していたトントンさんがツーンとした表情で言う。
なんか…大変そうだな汗
gr「それで、今日は何の話をしてくれるんだ？」
…きた。
『はい。教授から教えてもらったことの中に、異世界人の召喚についての説明がありました。
あれは教授が言い出したことだと』
gr「そうだな。友好関係を築くために採用した。」
tn「グルさん聞かへんかったもんな。俺は反対したんやけどな」
『それで、その召喚では「目的」に沿った人物が召喚されると。』
gr「そうだ。その件で俺も話したかったんだ。
君は戦力はどのくらいの実力があるんだ？比較的筋肉量は鬱と同じくらいに見える。
巻き込まれとはいえもし実力があるならぜひ我が軍の戦力として加わってほしい。
それなりの報酬も出そう。結果によっては昇給も考えられるぞ」
tn「グルさん話を聞いたげ」
gr「あ……すまん。」
戦力か。やっぱり求められるんだな。この世界では戦争は当たり前だから…
まずはそこの説明からかぁ
『申し訳ないんですが、俺は銃を持ったことも剣を持ったこともないです』
gr「……え？」
tn「は？」
心底意味が分からないといった顔でこちらを見つめてきたお二方。
扉の前で立っているオスマンさんも「まじかー」と呟いている。
『俺の住んでいた世界では、銃や剣を持つことは法律で禁止されています。
平和主義というものが国民の守る第三原則として義務付けられていました。』
gr「まてまて、どういうことだ？」
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Masatoサブ＠3(プロフ) - ｼﾝｼﾞﾝさん» ありがとうございます！亀更新＆また垢消えた泣ですが頑張ります！ (2023年1月6日 9時) (
レス) id: e70ef9156d (このIDを非表示/違反報告)
ｼﾝｼﾞﾝ - めっちゃ面白いです!!!!応援してます (2023年1月4日 20時) (レス) @page47 id: 46a033504b (このIDを非表示/違反報告)
優斗 - こあさん» ありがとうございます…うぉおぉぉおおやさっささっさっすぃいいぃぃい（深夜テンション (2022年12月18日 0時) (レス) id: e70ef9156d (このIDを非表示/違反報告)
こあ(プロフ) - ストーリー性が面白いから見てますね！ (ハート押しときます！) (2022年12月18日 0時) (レス) @page46 id: b820e4a724 (このIDを非表示/違反報告)
森の民(プロフ) - 君でしたねこれは失礼(( (2022年12月4日 17時) (レス) id: 6c1a629d1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優斗_1128 | 作成日時：2022年9月24日 8時
