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-宇佐美香帆side-
さくら「 …ぬおっ? 」
「 ん…? 何? 」
さくら「 え,今,声聞こえなかった? 」
「 全然? 夢でも見たんじゃない? 」
とは,さくらには言ったもの,実は2日目の夜が頭から離れない.
あの時,確かにAはいた.
私がAを誰かと間違えるハズがないからアレはAだ.
でもAは確かに目の前で死んだ,ぶっきーに心臓を撃たれて.
「 ……夢,だと思わなきゃ, 」
さくら「 いや,絶対聞こえたって 」
そうよ,夢だと思わなきゃいけない.
もしあのAが幽霊だとでも言うなら,それは生きろということ.
絶対に,自分から死のうなんて思わないんだから.
さくら「 ねっ,ねぇ! 寝ないで! お願いだから1人にしないで! ねぇねぇねぇねぇ! 」
そのまま固く目を閉じ朝日が登るのをまった.
▲▼
さくら「 下の階から声が聞こえたの! アレは多分里見君の… 」
「 だから夢だって 」
さくら「 A君だって…! 」
「 Aは死んだ,目の前で,私のせいで 」
さくらにハッキリと言うとそれ以上さくらは何も言わなくなった.
静けさに包まれそうになった途端,逢沢が近寄ってきた,何しに来たのコイツ.
博己「 確かに. それで里見達やAの生存を主張するのは難しいな 」
「 アンタもかよ,しつこいなぁ 」
博己「 うっ…あ,それより…いつ仲直りしたの? 」
さくら「 いつって言われも… 」
「 いや,仲直りしてないから 」
さくら「 えっ 」
「 アンタが澪奈の真相知りたいって言うから付き合ってんでしょ. …まぁ,私も知りたいし 」
知らないまま卒業したら,Aに悪いじゃない.
Aだって澪奈の友達だったらしいし.
まぁ詳しくは知らないけど.
あれ…そう思うと,私ってAについて知らない事だらけだ.
「 …なんか,今思うと… 」
私,本当にAに愛されてたのかな.
涼音はAは私を愛してたって言っていた.
でも,そしたら───────
「 知らないことが,多すぎる… 」
さくら/博己「 ? 」
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ろーずまりー(プロフ) - 蒼炎さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けてよかったです！頑張って完結までもってきますー！ (2020年7月25日 20時) (
レス) id: 87ddca98fd (このIDを非表示/違反報告)
蒼炎 - とても面白いです！！ぜひ、完結まで持っていってくれるとありがたいです！更新待ってます！！ (2020年7月24日 15時) (レス) id: 874e279780 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - そうなんですねれ！楽しみに待ってます！！ (2020年7月9日 14時) (レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 楽しみにしています！頑張って下さい！ (2020年7月9日 14時) (レス) id: a75fa38380 (このIDを非表示/違反報告)
ろーずまりー(プロフ) - あやかさん» コメントありがとうございます！もう暫くしたら私生活が落ち着くのでそのタイミングで更新します！ (2020年7月9日 9時) (レス) id: 87ddca98fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろーずまりー | 作成日時：2019年5月15日 16時
