28話 ページ7
髪を切ってから1週間が経ち、首元がスースーするのも慣れてきた頃。
事件は起こった。
『すみません、意味が分かりません』
「うん、僕もびっくり」
『思ってねぇだろアンタ』
泉さんと昼飯を食べていると生徒会室に呼び出された。
渋々行くと何やら袋を会長から渡され中身を確認し今に至る。
「でもでも! A先輩なら僕より似合うんじゃないの?」
『まぁ姫よりか似合う自信はあるけどさぁ…』
姫も袋の中身を知っているようで目を輝かせて俺を見つめてくる。
そんな目で見られても俺はこれを着ないぞ。
『仮に俺が折れたとしてコレを着ますよ? 生徒会に毎日…いや1時間置きに苦情きますけどいいんですか?』
「うん、それは困るね。だいたい誰が苦情を入れてくるか分かるけどめんどくさいのは嫌だなぁ…」
泉さんやら凛月やらたまに膝枕してあげてるレオ先輩やら今度膝枕をしてあげる1年生達からの苦情は大変だろう。
「でも僕も渡された身だからね…学院が勘違いしたんだと思うんだけれど」
『そこはなんとかしろよ…いやまじで』
「なんかツッコミにキレが入ってきたね?」
『嬉しくないです』
しかし本当にどうすんだコレ、と思いながら再度袋の中身を見る。
そこには間違いなく俺が着るやつと反対の物が入っているわけで。
「Amazing! ──期間、とは言うのはどうでしょう?」
「なるほど…それならA様がソレを着てることに批判はこないでしょう」
「でも瀬名先輩はきそうだけどね〜! ね、Aせんぱーい♡」
『あの人は色々と手遅れだからな。あんな人にはなるなよ、姫』
「(めっちゃボロカス言われてるな、瀬名先輩…真でもここまで言わないのに)」
『でもあの人の実は優しいところは真似してもいいからな』
「(落として上げるタイプだったああああ)」
座っていると姫が乗ってくるからそのまま横抱きにしとく。
弓弦にめっちゃ撮られてるけど後で金でもとるか。
「じゃ、明日からその期間にしよっか。弓弦、手配の方よろしくね」
「畏まりました」
こうして明日から俺の"上の勘違いで男装期間なう"が始まる。
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紅蓮華 - 落ち決まってなかったらアンケートで名前上がった全員書けば良いんじゃないですか？これからも頑張ってください！ (2020年3月19日 14時) (
レス) id: 1fa4972d94 (このIDを非表示/違反報告)
ろーずまりー(プロフ) - ゆぅあ(o・ω・o)さん» ありがとうございます! そう言っていただき光栄です! (2019年4月28日 9時) (レス) id: 87ddca98fd (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅあ(o・ω・o)(プロフ) - ひかえめにいって好きです！がんばってください！ (2019年4月27日 19時) (レス) id: e4352aec9e (このIDを非表示/違反報告)
ろーずまりー(プロフ) - 夜月さん» ハラショーさんで合ってますよwww めちゃくちゃ好きでお名前と容姿をお借りしました(土下座) (2019年2月11日 21時) (レス) id: 87ddca98fd (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - 最後急にえりちが好きです。とか言い出したから「あれ?どっか飛ばしたかな?」と思って再度読み返したら綾瀬絵里って出てきたから、「え?えりち？金髪青眼のハラショーさん??」ってビックリしました。え?合ってる？ (2019年2月9日 2時) (レス) id: 4a6cf1e43a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろーずまりー | 作成日時：2018年1月23日 5時
