明日も１４ ページ15
「……そうだ、」
「ん？何？」
「後ろ向け」
「な、何…怖いんですけど…」
「良いから！はよしろ」
抱き締められていた体が離れて後ろを向くように促される
恐る恐る身を縮こませながら後ろを向くと、何かがごそごそ音を立てている
何が起こるのかと目を瞑っていると、首元に懐かしい感覚が戻ってきた
冷たいチェーンと心地いい重み
「おら、付いた」
「っ、これ、」
しゃらっと鳴ったチェーンの先には、
細く輝くリングが揺れていた
「前と同じのよりこっちの方がいいと思った。壊れてもチェーン付け替えればずっと持ってられんだろ。」
悪戯っぽく笑って自分の胸元を探る勝己
首元から取り出したのは私と同じ細いチェーンに繋がったリングだった
「っ、！おそろい！」
勝己の白い肌に銀色が映えていてうわ、かっこいい
嬉しくてじわじわ視界が歪んでくると、ぐいっと引っ張られておでこがくっついた
「すぐ追いつく」
「待ってないからね」
ニヤって不敵な笑みを浮かべる勝己はいつもの自信に溢れた私の大好きな勝己で、首元にはお揃いのリングが揺れている
「ねぇ勝己ネクタイしないからバリバリ見えちゃうよ？これを機にネクタイする？？」
「あ゛？！あんなかったりぃもん…お前が毎朝付けるってんなら付けてやってもいい…」
制服から覗くチェーンを想像する
「……やっぱりいいや、やんなくて」
「は？何でだよ」
「何でも！！付けなくていい！」
がばっと抱き着くと抱き締め返されて、あぁ、やっぱり一番安心できるなぁって頬を擦り寄せる
勝己が生きてるか確認する時いっつも抱き締めるから、私もこうしてる時が１番生きてるって感じがするようになってしまった。
戦闘の時は外して、無くさないようにしまっててね。勝己は動きが激しいから壊れちゃう。
ネクタイはずっと付けなくていい。
勝己は私のだって皆に言ってるみたいだからなんて、思ったのは内緒だ。
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シトロン - 初めまして！いつも楽しく読ませてもらっています！読むたびに胸きゅんする作品でとても素敵です！これからも頑張ってください！応援しています！ (2018年12月15日 14時) (
レス) id: 22bac4a663 (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - ひなさん» 本当ですか！？さっき直したと思ったんですが、まだ７に行くようになっちゃってますか？！ (2018年2月10日 15時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ごめんなさい間違えました！ (2018年2月10日 14時) (レス) id: e3fe067d7a (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - この小説の続きへを押すと7にいってしまうようになってますよー (2018年2月10日 14時) (レス) id: e3fe067d7a (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - 妃薫。さん» コメントありがとうございます！かっちゃんの幼児化1度やったのですが、短かったのでじっくりやるのもいいですね！´`*続編に進みましたので、そちらでもよろしくお願い致します！ (2018年2月10日 13時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：akamaru
| 作成日時：2017年12月7日 16時
