明日も１３ ページ14
ぽかん、と去っていく出久の背中を見つめる
それは勝己も同じで、何が起きたのかまだ上手く理解しきれていなかった
出久に、キスをされた
頬だったけど、もう片方の幼馴染みからこんな事をされたのは初めてで、
どうして、出久、
「っは！あのクソ！は？！」
勝己が我に返ったように声を上げる
追いかけようにも走っていってしまった出久の背中は見えない
「何してんだアイツ？！くそがぁぁぁ〜…!!!」
出久がキスした頬を袖でゴシゴシと拭われる
なんで、出久は私に
「テメェなんで避けねぇんだ！！！」
もういいから、と言いたくなるほど拭われながら考える
「知らなかったの、私」
「あ゛！？」
「出久の好きはずっとlikeだと思ってた。loveの方だなんて、思いもしなかったの。」
今まで出久に好きだよ〜って言ったことは何度もあった
でもそれはお茶子や梅雨ちゃんに言うのと同じで、
友達として、幼馴染として本当に大好きだから
出久も僕も〜って笑ってた
想像もしてなかったから避けられなかった
今の好きがもし本当にloveならば、出久はいつもどんな気持ちだったんだろう
どんな気持ちで、僕もって、言ってたんだろう
「ごめん…」
勝己を怒らせてしまった上に、出久の気持ちに答えてあげられない不甲斐なさに、思わず顔を伏せる
絶対傷付けてた、今まで
「……俺は気付いてた」
え、と顔を上げる
「アイツがちいせぇ時からお前の事が好きなのも、今だって全然諦めてねぇ事も全部知ってた」
「そうなの、？」
「だから俺は常に傍にお前を置いた。あいつもお前が言う好きがどういう意味か、そんな事承知済みに決まってんだろだろ」
ぐいっと肩を抱かれて勝己の胸に倒れ込む
「そういうことだ」
「そっか、」
出久の気持ちは嬉しい。
でも私の恋人は勝己だけで、
私がほんとの好きを送るのも、ずっと離れたくないのも、全部全部、勝己だけだから
「でもアイツは殺る」
「ちょっと、やめてよ」
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シトロン - 初めまして！いつも楽しく読ませてもらっています！読むたびに胸きゅんする作品でとても素敵です！これからも頑張ってください！応援しています！ (2018年12月15日 14時) (
レス) id: 22bac4a663 (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - ひなさん» 本当ですか！？さっき直したと思ったんですが、まだ７に行くようになっちゃってますか？！ (2018年2月10日 15時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ごめんなさい間違えました！ (2018年2月10日 14時) (レス) id: e3fe067d7a (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - この小説の続きへを押すと7にいってしまうようになってますよー (2018年2月10日 14時) (レス) id: e3fe067d7a (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - 妃薫。さん» コメントありがとうございます！かっちゃんの幼児化1度やったのですが、短かったのでじっくりやるのもいいですね！´`*続編に進みましたので、そちらでもよろしくお願い致します！ (2018年2月10日 13時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：akamaru
| 作成日時：2017年12月7日 16時
