六 ページ7
物心ついた時には親もいない身寄りもない私は屍を漁りいきていた。食べ物を奪い、刀を奪い、人殺しもした。
行きてく方法なんてそれしか知らなかった。そんな私も成長しまた生きる為に辿り着いたのは戦場だった。攘夷戦争。もうその時の私は完全に心など無いに等しく。敵、味方になって争うものをよそにただただ目に見えるものを殺していった。そんな時彼に出会った
銀 おい!お前女がこんなとこでなにしてんだ
屍の上で力尽きて眠る私に1人の男が話しかけてきた
貴 別に貴方に関係ない
そうゆう私を抱き抱えて彼は言った
貴 …離せ!
銀 お前には関係ねぇかもしれねぇがな。俺はこのまま帰ったら胸糞わりぃんだよ。だから俺は俺のしたいようにする。テメぇもにげたきゃ逃げればいいさ治療した後にでもな。
初めて触れた人の温もりは不器用で、でもあたたかかった。
その日私が目を開けるとそこには目つきの悪い男がいた
高 銀時の奴どこでこんなもん拾ってきやがった
坂 ガッハッハ あいつも人間の心を持っとったんじゃのう!それともこのおなごに一目惚れでもしたか!
桂 おい声が大きいぞお前ら!ほらこの子も起きてしまったじゃないか!体調のほうはどうだ?
貴 誰だお前ら
高 クッ 可愛げのねぇ女だ。礼の一つも言わねえのか
桂 やめんか高杉。きっと動揺しているのだろう、坂本、銀時を呼んできてくれ
坂 了解じゃき
桂 で、お主名前は…?いいたくなければ言わなくても良いが
この時なぜかこの人達には自分の事を知ってもらいたいと思った
貴 A.....
桂 ほお!いい名前じゃないか!俺の名前は桂 小太郎
だ。
高 ズラだ
貴 ズラ?
桂 ズラじゃない桂だ!
貴 貴方は?
高 高杉晋助
貴 ズラと晋助…初めて人の名前を呼んだ…
そう言ったAは少し嬉しそうだった
坂 ほれ!金時連れてきたぞ
銀 誰が金時だ!よぉ 目覚めたのか?
貴 あぁ…ちなみに君たちの名前は?
坂 坂本辰馬じゃ
銀 俺は〜坂田銀時
貴 そうか…世話になったなズラ、晋助、辰馬、銀時。邪魔をした
桂 ズラじゃない桂だ。お主その傷でどこに
貴 なに、慣れているさ…
ガシッ
立ち上がった私の方を掴み銀時は言った
銀 お前、行くとこねぇんだろ?ここにいろよ
その時が私が一番欲しかったものを手に入れた瞬間だった
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名無し - ゆわれていた→言われていた、では (2018年10月18日 0時) (レス) id: 53dc3b9081 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2018年9月19日 11時