★ 面接 ページ37
ミレイside
「ただいまより、Dansing Beat
モデルオーディションを始めます。」
３０分後。
いよいよこの瞬間がやってきた。
控え室内が、緊張感で満ちる。
もちろんアタシも緊張している。
そんな空気をものともせず、
面接官さんは言った。
「まずは面接を行います。
順番は五十音順ですので…
明日香ミレイさんからです。
ミレイさん、こちらへ。」
まさかの面接五十音順。
自分の名字を恨むのは、
こういうときだ。
一番目って、緊張するのに
印象がないと忘れられる。
でも決まったことはしょうがない。
「ハイ！よろしくお願いします！」
アタシは、緊張でうわずりそうな
声を必死で抑え、
案内された部屋に入った。
椅子に座り、面接官さんたちと
向き合う。
よくある自己紹介が終わると、
面接官さんの一人が
興味深そうに、アタシの
エントリーシートを叩いた。
「家族構成の姉の部分、
明日香ミライ、って
書いてあるけど、もしかして…？」
「はい。ダイヤモンドフレンズカップで
優勝したラブミーティアの、
明日香ミライです。」
面接官さんたちが
興味を持ったのがわかる。
姉のことを引き合いに出すのは
好きではない。
でも、これはチャンスだ。
「ミライさんは、ブランドを
持っているよね。
君はどうしてここの
ブランドがいいのかな。」
予想通り、姉に関する質問。
だったら正直に答えるだけ！
「好きだから、です。
姉は、自分の好きを
表現するために
ブランドを立ち上げました。
私は、このブランドが一番
好きだから、ここに来ました。
ブランドのタイプが違っても、
気持ちの一番大事な柱は、
姉と変わりません。」
面接官さんが黙ってしまったので、
アタシは続けた。
「Dansing Beatは私の原点です。
このドレスを着てステージに
立って、私にしかできない
ダンスを踊りたい。
ブランドのミューズになりたい。
そして、姉とは違う輝きを手に入れたい。
そんな願いを抱かせてくれ、
支えてくれた、大好きなブランドです。」
一回言葉を切ったアタシは、
面接官さんの目を見つめた。
「だから、私はDansing Beat
がいいんです。いえ。
Dansing Beatじゃなきゃ、
だめなんです。」
しばらく考え込んでいた
面接官さんは、深く頷いた。
「君の思い、よくわかりました。
ありがとう。面接は終わりです。」
ラッキーアイテム
クラリネット
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーアイドル
白百合 さくやちゃん
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珠莉 - 茉凜さん» ///まりりん大好き〜！(ナニコレ) (2018年12月8日 19時) (
レス) id: 5f11a7c706 (このIDを非表示/違反報告)
茉凜 - 珠莉さん» ありがと〜！しゅりりん大好き〜。 (2018年12月8日 18時) (レス) id: b85dc48253 (このIDを非表示/違反報告)
珠莉 - トーク小説は、更新したよ！もちろんやってもいいよ！ (2018年12月8日 14時) (レス) id: 5f11a7c706 (このIDを非表示/違反報告)
茉凜 - 珠莉さん» しゅりりん、ありがとう！また、トーク小説やってもらってもいいかな? (2018年12月8日 10時) (レス) id: b85dc48253 (このIDを非表示/違反報告)
茉凜 - ふゆ。さん» ありがとう！合作も更新させてもらうね！ (2018年12月8日 10時) (レス) id: b85dc48253 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉凜 x他2人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Marinn4/
作成日時：2018年8月7日 11時
