森「そう云う君達が喧嘩してどうするんだい……」福「全くだ。104話」 ページ14
無人機にて_________
光らとの通信の後、太宰や光ではない声が、ノイズと共に聞こえて来る。
ｻﾞｰｻﾞｻﾞｻﾞ
敦《……体…
…れば……ど…なって…》
次第にノイズも少なくなって、より聴き取り易くなって来た。
敦《ｻﾞｻﾞ……目だ、こっちの操作を受け付けない！ｻﾞｻﾞ
此の侭じゃ落ちるぞ！》
鏡「(この声……)」
敦《もう時間が無い！
何か手を考えないと皆が！》
すると、敦ではない声も聞こえ始める
ハ《無駄じゃ、外部から何者かが侵入し機関部制御を奪っておる》
敦《そんな！一体誰が……！
(此処まで来たのに……
このままじゃ探偵社が
街の皆が……！》
敦の焦っている声に、鏡花が語りかける。
鏡「まだ方法はある」
敦《この声……
鏡花ちゃん⁉》
鏡「そちらの状況は聞いた。
白鯨の再浮上は無理でも、大質量で無理矢理叩き落とせば街に届く前に墜落させられる。
この無人機を衝突させる」
敦《そうか……！
凄いよ鏡花ちゃん、これで皆助かる！
脱出器具の準備を頼みます！》
鏡花には見えないがハーマンはｺｸと頷いた。
敦《鏡花ちゃん、君も疾く脱出するんだ》
鏡「無理」
敦《……え？》
鏡「私は虜囚。
足首が鎖で繋がれているから脱出装置のある部屋まで行けない」
そう云うと、敦のショックを受けた様な声が聞こえる。
敦《そんな……じゃあ……》
鏡「私のことは諦めて」
鏡花は落ち着いた口調で云った。
それとは裏腹に、敦は取り乱した様な口調で云う。
敦《駄目だ‼
そんなの駄目だ！
軌道を変えるんだ！》
鏡「これまで私には一片の光も無かった。
でも今日判った。
私にも選択肢はあると。
命を犠牲にして皆を助ければ、きっと私は入社試験に合格できる。
探偵社員になれる。
なら何も惜しくはない」
それでも敦は食いつく
敦《
然し……
ハ《突っ込んでくる！行くぞ！》
それでも行かない敦を芥川は襟を掴んで引きずる
敦《！
離せ！
鏡花ちゃん聞いてくれ‼》
鏡花は口元を緩め、云った。
鏡「ありがとう……
ごめんなさい」
そして_________
白鯨と無人機が衝突した
与「105話サ。駄作者、何なンだい？あのタイトルコールのコンビは」駄「一度やってみたかったｷﾘｯ」→←中「103話だ。てかアイツらまた喧嘩してンのかよ……」太「蛞蝓は威勢が良くても吠えるだけだもんねぇ」中「あァ！？」
ラッキーアイテム
椿
ラッキーキャラクター
マーク・トウェイン
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宇楽 麗華(プロフ) - そうですか！ありがとうこざいます！ (2019年10月4日 20時) (
レス) id: 2e9a8baeba (このIDを非表示/違反報告)
朱音_更新蛞蝓 - めっちゃ面白い…('o')ﾎﾟｶﾝ (2019年10月4日 19時) (レス) id: abfd04387a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宇楽 麗華 | 作者ホームページ：Kataheyumi
作成日時：2019年9月24日 17時
