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利き手 ページ4

童磨
「ねえ本当にいいの
この子このままで?」

しょうがねえだろ

獪岳(A)
「……これ以上
肉の味を覚えさせる訳にもいかねえんだ
伊之助はともかく……炭治郎には分かるだろうからな
俺の再生も遅くなってる」

と言うか腹が減ってる……

手を見れば喰い千切られた指が震えている

物凄く痛ェ、血が止まらない

利き手とか冗談キツ過ぎる

獪岳(A)
「……善逸」

善逸
「グウウウウウ!!」

獪岳(A)
「正気に戻ったら覚えてろ……」

善逸
「ッッ…………グアア」

?なんか威嚇してこなくなったな

童磨
「わあ、今にも殺しそうな顔してるぜ
獪岳、正気に戻ってから殺すのか?」

は?

獪岳(A)
「何言ってやがる」

百目鬼
「……まさかあ
素であの顔をしてらしたのお?こわあ」

……コイツは何故普通に話してくる?

百目鬼
「私には敵意は無いのでえ
どうかお気になさらず獪岳様
どうせなら皆仲良く鬼になれれば
とも思っていますのでえ……美味しそう……」

獪岳(A)
「俺の頚や指の血を見て美味しそうって
言ってる奴のことを信じろと?
頭がおかしいのかお前は」

美味しそうとか

稀血でも無い筈なのに何故そんなことを言いやがる?

童磨
「分かるぜ
獪岳を喰べたら美味しそうだよな
稀血と言う訳でもないが
鬼に寛容な気がするからかな?」

寛容……?なった覚えがないが

童磨
「ねえ味見だけ
ちょっと血をもらっ……イタッッ」

バシン

獪岳(A)
「痛いのは此方だ
何傷口を抉ってんだ!?触んじゃねえ!!!」

童磨
「…ペロッ…んーふつう…………?多分、おいしい」

ッッ…!!

獪岳(A)
「血を舐めるとか気持ち悪いことしてんじゃねえ!!」

童磨
「えー?良いじゃないか別に減るもんじゃないし」

獪岳(A)
「減るわ!!俺の心が!!」

後は血が

百目鬼
「…いいですねえ」

視線を感じる

獪岳(A)
「俺と善逸に
近づくな寄るな触るな変態共!!!」

童磨
「大丈夫だ!獪岳にしか興味ない!」

獪岳(A)
「打った斬られてぇのか!?
余計に此方に来るな!!!」



義勇side



義勇
「ハッ
…………獪岳が助けを求めている
……気がする」

しのぶ
「冨岡さん
止まらないでください
そんなことは百も承知のことでしょう?
獪岳、お姉ちゃんが今助けに行くから無事でいて」

義勇
「そうだな
…………俺の弟だ」

しのぶ
「そんなだから嫌われるんですよ?
と・み・お・かさん?
私の弟です」

義勇
「いや、俺のだ」

硝子がひび割れた→←敵意でも同情でも



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ゆめのなか(プロフ) - 皆様、今で御愛読頂き誠にありがとうございました (2022年11月3日 22時) (レス) id: a13dab8379 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめのなか(プロフ) - 夢小説もついに完結しました(*^^*)え?終わってないだろ?いえいえ後は皆様のご想像にお任せの世界線ですとも(゚ー゚*){タブンハッピーエンド (2022年11月3日 22時) (レス) id: a13dab8379 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆめのなか | 作成日時:2022年7月21日 23時

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