生まれ変わったらクズでした……４ (ページ24)

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どっちじゃ？ページ24

朱紗丸
「楽しいのう楽しいのう
蹴毬も良い！そこなお前も私と
蹴毬をするのか？」

獪岳(A)
「蹴毬する気はねぇな」

だって蹴ったら足が消し飛ぶし

朱紗丸
「なんじゃつまらんのう」

矢琶羽
「朱紗丸、何をしておる
早う片付けぬか」

朱紗丸
「ふん、せっかちな奴め
矢琶羽、頸を五つ持ち帰れば良いかの」

矢琶羽
「違う二つじゃ
鬼狩りと逃れ者、残りの三人はいらぬ」

朱紗丸
「…矢琶羽、鬼狩りは二人おるが？」

いや、お前さっき耳に飾りしてる鬼狩り

探してた癖に分からなくなるの？

矢琶羽side

此奴、正気か？

先ほど耳に飾りの鬼狩りと自分で

言っておった癖に！

朱紗丸
「で、どっちじゃ？矢琶羽」

とんだ阿呆か

矢琶羽
「～～！耳に飾りをしておる
鬼狩りの方じゃ！」

朱紗丸
「おお！そうじゃった！そうじゃった！
…矢琶羽」

矢琶羽
「なんじゃ？」

朱紗丸
「矢琶羽の相手がそうではないか！
私に早うしろとはどういうつもりじゃ！」

…！

矢琶羽
「……朱紗丸よ
お前の目の前にいる鬼狩りの
後ろにいるのが逃れ者じゃ
儂は其奴の頸をとれば良いと言っておる！」

考えなし過ぎる童かお前は！

朱紗丸
「逃れ者…矢琶羽」

矢琶羽
「なんじゃ？」

朱紗丸
「男か女かどっちじゃ？」

矢琶羽
「女の方だ！いい加減にせんか！」

朱紗丸
「…短気な奴め」

寧ろ儂はよくここまで堪えたと思うが？

間違って(故意に)攻撃しないだけ

有りがたいと思っても良いと思うが？

腹が立ち過ぎて思考がおかしくなりそうじゃ

炭治郎side

どうする…

絶対負けられない

だけど隙の糸が見えても簡単には

斬れないぞ

技は寸分の狂いなく隙へ

叩き込まなければ意味がないんだ

少しでもズレると技の威力は十分に

発揮されない

矢印の能力で太刀の方向を変えられて

しまう…

そして

ちょっと申し訳ないけど

炭治郎
「手の目玉気持ち悪いな！！
申し訳ないけど！！」

矢琶羽
「気持ち悪いじゃと！？」

炭治郎
「……はっ！しまった！思ったことを
言ってしまった！！」

矢琶羽
「…何処までもふざけおって
許さぬ」

朱紗丸
「キャハッ……はっ！耳飾りの鬼狩り！
止めんか！矢琶羽はそれを気にしておる
のじゃぞ！」

炭治郎
「え！？」

矢琶羽
「…」

スタスタともう一人の鬼の方に向かう

確か矢琶羽っていう鬼

朱紗丸
「気にするな！矢琶羽、ほれ少し
よく見れば可愛い……くないのう…ぐふっ」

もう一人の鬼の頬っぺたつねってる

矢琶羽
「黙らんか」