生まれ変わったらクズでした……４ (ページ20)

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見ぃつけたページ20

朱紗丸side

チリン

チリンチリンチリン

矢琶羽の目はすごいのう

朱紗丸
「見えるかえ？」

矢琶羽
「見える見えるぞ足跡が
これじゃこれじゃ」

私はさっぱり分からんから助かる

矢琶羽
「あちらをぐるりと大回りして
三人になっておる何か大きな箱も持っておる」

ああ、楽しみじゃ

朱紗丸
「どうやって殺そうかのう
うふふふ、力が漲る
今しがたあの御方に血を分けて戴いたからじゃ」

あの御方が目障りな奴を遊び殺すだけでいい

なんて楽しみなんじゃろう

矢琶羽
「それはもう残酷に殺してやろうぞ」

朱紗丸
「ああ、矢琶羽それはそれは残酷に
殺してやろう」

…

…

…鬼さんこちら

矢が指す方へ

朱紗丸
「見ぃつけた」

愈史郎side

愈史郎
「！？まずい」

見つかった！？珠世様を守らなければ！！

愈史郎
「ふせろ！！」

ガガガガ

これは…毬だと？この威力、血鬼術か

朱紗丸
「キャハハッ矢琶羽の言う通りじゃ
何も無かった場所に建物が現れたぞ」

クソ！だから嫌なんだ

アイツらを連れて来るべきではないと

珠世様に申し上げたのに…！こうなってしまった

矢琶羽
「巧妙に物を隠す血鬼術が使われているようだな
そして鬼狩りは鬼と一緒にいるのか？
どういうことじゃ
それにしても朱紗丸お前はやることが
幼いというか…短絡というか…汚れたぞ」

朱紗丸
「なにがじゃ？」

矢琶羽
「チッ儂の着物が塵で汚れた」

ズケズケとよくも俺と珠世様との時間を

邪魔して

朱紗丸
「うるさいのう
私の毬のお蔭ですぐに見つかったのだから
良いだろう」

良いわけないだろうが

朱紗丸
「たくさん遊べるしのう」

勝手に遊んでろ巻き込むな

朱紗丸
「それに着物は汚れてなどおらぬ神経質めが」

…それにしても

朱紗丸
「ん？…！
キャハハ見つけた見つけた」

あの女、鬼舞辻の手下か！？

ギャンボボボ

コイツ！珠世様に向かって…！

愈史郎
「…珠世さ」

バン

クソクソクソ！珠世様に攻撃しようとしてきた

獪岳(A)
「愈史郎！！クソ、てめえ何しやがる！」

炭治郎
「愈史郎さん！！」

朱紗丸
「キャハハッ一人殺した」

炭治郎
「……獪岳兄ちゃん！！
ねずこと一緒に珠世さんと愈史郎さんのこと
お願いしたい」

獪岳(A)
「！？炭治郎何言って…！」

…は？

炭治郎
「お願いだ！ねずこを頼めるのは
獪岳兄ちゃんだけだ！」

獪岳(A)
「…ヤバかったら加勢するからな」

炭治郎
「ありがとう」

死ぬなこのバカ…獪岳と戦えばいいものを