生まれ変わったらクズでした……３

風邪引いたかな ページ19

真菰
「獪岳、今は、貴方は炭治郎の側には
居ない方が良いよ」


？


獪岳(A)
「な、なんで駄目なんだ？」


意味、分かんないだけど？


真菰
「なんでって……本気で言ってる？」


どうして、呆れた顔すんの？


獪岳(A)
「そうだけど……」


真菰
「……この人たらしは、のんき」


ひ、人たらし？


獪岳(A)
「意味が分からない、
そもそも俺は、人たらしじゃない」


真菰
「とにかく！獪岳は、修行が終わるまで
炭治郎に会うの禁止……は、無理か
構うの禁止」


獪岳(A)
「お、おい、真菰それじゃ任務が」


少なくともこれは、仕事なんだから


真菰
「私達が見るから、
獪岳は、鱗滝さんと一緒に居て
鱗滝さんも私達が生きてる事は、秘密でしょ？」


そ、そうだけど


獪岳(A)
「鱗滝さんと居て何をしろと？」


正直、ずっと居たら不振に思われる


真菰
「そこは……あれ
そう、ねずこちゃんだっけ？
炭治郎の妹を見に来たって事にして
獪岳、一応医学方面習ったんでしょ？」


獪岳(A)
「……分かった、そう言うことにする」


真菰
「よろしくね」


誠に遺憾なんですが？


……


……


鱗滝side


鱗滝
「……、誰だ？」


今は、炭治郎は修行しているはず


此処を訪ねる者などあまりいないはずだが


獪岳(A)
「鱗滝さん、獪岳です
入ってもよろしいですか？」


鱗滝
「…！獪岳、お前なのか？」


ガラッ


久方ぶりに見る弟子の顔だ


獪岳(A)
「わっ！？いきなり、どうしたんですか？」


勢いよく、扉を開けて抱きしめた


驚かせてしまったな


鱗滝
「お前は、やっと文を寄越したと思ったら
こんな面倒事をワシに任せよって
………元気そうで何よりだ」


獪岳(A)
「……すいません」


鱗滝
「謝って欲しい訳では、ない
ほら、家の中に入りなさい」


獪岳(A)
「はい、失礼します」


鱗滝
「……随分、他人行儀だな」


そうだな、もうここ何年も会ってなかった


ワシは、家族のように思っていても


獪岳には、違っていたのかもしれないな


獪岳(A)
「え？あ、そっか……鱗滝さん」


鱗滝
「なんだ？」


向き直ったりなんかして……


獪岳(A)
「ただいま」


…！


鱗滝
「ああ、おかえり獪岳」


立派になったな


相変わらず、家族に心配かける所は変わらないが


お前らしい


義勇も元気にしているだろうか


二人とも、心配でならない




義勇side

義勇
「…くしゅん」

風邪引いたかな？

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