生まれ変わったらクズでした……

錆兎 ページ50

〜到着する数分前〜


錆兎side


今日から新しい修行が開始する



なんてワクワクするんだろう



それに今日来る、鱗滝さんの知り合いの弟子は



男らしい



まあ、男だからなんだって話なんだろうが




義勇がもしかしたら俺達以外に



仲良くなれる存在かもしれないだろ？



別に女だったら仲良くなれない



なんて事は、ないと思うが同性の方が



話かけやすいだろ？



それに義勇なら、なおさら同性の方がいいだろう



あいつは、あいつが思っている以上に



ちゃんと自らの言葉で伝えきれてない



それに引っ込み思案だからな



…………と、思っているものの



義勇
「きょ、今日来るんだよね？」



錆兎
「おい！義勇、しっかりしろ！」



先が思いやられる



鱗滝
「義勇、そんなに構えなくてもいい
今日、来る子は、お前達と修行を共にするのだ
言わば、義勇や錆兎にとっては、
弟弟子になる子だ」



義勇
「弟弟子？……弟」


…！弟弟子か


真菰
「鱗滝さん、私は、
その子にとって姉弟子になりますか？」


鱗滝
「……どうだろうか、真菰とは
同い年だった気がするが……」


真菰
「……そうですか」


錆兎
「珍しいな、何悄気てるんだ？」


真菰
「私も姉弟になりたかったな〜って、思って」


義勇
「本人に聞いてみたらどうかな？」


真菰
「…！そうしてみるね、ありがとう義勇」



義勇
「錆兎、どうしたんだ？」



……？



錆兎
「何が？」



義勇
「なんか、嬉しそうだな」



…！



錆兎
「義勇こそ弟弟子って聞いたとき
嬉しそうな顔してたぞ」



義勇
「そうかな」


……弟弟子か、


早く来ないだろうか


真菰
「……私がいち早く、お姉ちゃんって
呼ばれるように頑張ろうかな」ﾎﾞｿｯ


錆兎
「実は、真菰が一番楽しみにしてるのか？」


真菰
「……どうでしょう？」









作者より
続きは、続編が出ておりますので
「生まれ変わったらクズでした……２」
良かったら見てください！

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