生まれ変わったらクズでした……

この先も ページ40

あまね様
「さぁ、明かりを消しますよ」



……何故、自分は二人に挟まれ



川の字で一緒に寝ることになったんだろ？



お館様
「……？獪岳、もしかして
眠れないのかい？子守唄を歌おうか？」


…！お館様の子守唄！？聴きたい！


じゃなくて！どうして、こうなった！？


あまね様
「私も一緒に歌いましょう」


…………二人のデュエット？


聴きます、この誘惑には耐えられない



獪岳(A)
「よ、よろしくお願いします……」


……




……




……数分後、聞き惚れただけで


眠れなかったんだよ……これが……(´･ω･｀)



お館様
「……どうだい？眠れそうかな？」


あまね様
「……もう一度歌いましょうか？」



獪岳(A)
「だ、大丈夫です！眠れそう！
眠れそうな……気がします！」


これ以上、甘えるのも気が引けるし



頑張って寝なければ！



……




……




そうやって、気合い入れたために


余計に眠れなくなってしまった、どうしよう……



お館様
「獪岳、あのね……
その、一つだけ私の頼みを聞いてくれるかい？」


ぇ？


お館様
「い、嫌なら別にしなくてもいいから……」


ｵﾔｶﾀｻﾏｶﾞｵｶｵﾏｯｶﾆｼﾃ、ﾀﾉﾝﾃﾞﾙ……


尊い……(゜.゜)


獪岳(A)
「お、俺で良ければ！何ですか？」


お館様
「お兄ちゃん……って呼んでみてくれないかい？」


……え？お兄ちゃん？


獪岳(A)
「ぇと、耀哉お兄ちゃん？」


うわ…！何か、めっちゃ照れる！


お館様
「…！嬉しいな……その、良ければで
いいのだけれど、この先もそのお兄ちゃんって
呼んで欲しいな……」


な……何故に！？

獪岳(A)
「良いですよ、でも俺で良いんですか？」


ファｯ！？なにその笑顔！


尊い(゜.゜)


お館様
「……本当に兄弟になれたみたいで
嬉しいな」


ﾂﾝﾂﾝ


うん？何か、つつかれてる？


あまね様
「私も……その、良ければお姉ちゃんと
呼んで下さいませんか？」


……？お姉ちゃん？


獪岳(A)
「あ、あまねお姉ちゃん？」


あまね様
「……ありがとうございます
私も良ければこの先もお姉ちゃんと
呼んで下さい」


嬉しそうに微笑んでる……



本当にどうしたの？


距離感ヤバくない！？

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