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私は捨て子だった。
兵曹判書(王の直属の軍の指揮官)であるジョングク様の父上の家の前に捨てられていたそうだ。
生まれて間もない頃の私をなぜか拾ってそのまま育てて下さった主には感謝しても仕切れない。
ジョングク様は私と同い年でこの家の一人息子だ。
奥様は身体が弱く、ご子息ジョングク様一人だった。
私はすなわちジョングク様付きの召使いとしてこの家に従事している。
そして今年で私たちは16歳になった。
「A、新しい韓服買うから着いてきて」
『もう鍛錬は終わったのですか?』
「うん」
『すぐに用意致します!』
ジョングク様はお父上のように次期兵曹判書になり得る方だ。
もちろん勉学にも励んでいるが、剣術や身体を鍛えることに特に力を入れていた。
とても16歳には見えないほど逞しい身体付きからは日々の鍛錬の厳しさがわかるほどだった。
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作者名:Marika | 作成日時:2022年4月24日 23時