幽霊 七人 ページ9
Aはリクオの家を熟知しているかのように、ゆら達の前に先回りして現れた。
清継「どいてください、先輩!ここには妖怪がいるかもしれないんですよ!」
「だから何。」
ゆら達はえっと驚いた顔をする。
「だからって勝手に人様の家を物色していいと思ってんの?」
ゆら「それは……」
「これだから陰陽師は嫌いなんだ。人様の話を聞きやしない。
お前らが勝手に行動することでこっちが迷惑してるのがわからない?」
ゆら「で、でも妖気が……」
Aは溜息をつくと、懐から長いロープを取り出した。
ロープはパシンッと音を上げる。
カナ「せ、せんぱい?」
「言ってわからないならこれしかないよね?」
ゆら達は怯えた表情でAを見た。
リクオが一人、客間で悶々と反省していると客間の襖がバンッと開く。
驚いてそちらに目を向けると、ズカズカと最初に入ってきたのはA。
その後に、縄につながれたゆら達。
その姿はさながら昔のお役人さんと捕まった悪者の様だった。
リクオはその光景を見ると、苦笑するしかなかった。
やっと静かになったかと思うと、再び客間の襖が開き
入ってきたのはリクオのおじいちゃんことぬらりひょんと父親こと鯉伴だった。
ぬら「おぅリクオ友達かい。」
清継「どうもおじゃましてます。」
鯉伴「おーおーめずらしいなあ。お前が友達をつれてくるなんてな。」
ぬらりひょんがアメを渡している頃、リクオは鯉伴に頭を撫でられていた。
リ「ちょっ、父さん!」
清継「お父さん!?随分と若いですね……しかしこのアメまずいっすねぇ!」
ぬらりひょんはAにもアメを渡そうとする。
「……いらないです。」
ぬら「そう言わずに…」
「……。」
Aは反論することをあきらめたのか、本を読み続けた。
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ゆえりぃと(プロフ) - チビ猫缶さん» そのコメントで初めて気づきました。Σ(ﾟωﾟﾉ)ﾉ (2017年2月19日 17時) (
レス) id: 9699ff6707 (このIDを非表示/違反報告)
チビ猫缶(プロフ) - 朝比奈梓…!? (2017年2月19日 0時) (レス) id: 416f31071b (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 続きがとても気になります！いくらでも待つので更新頑張って下さい！ (2016年10月1日 23時) (レス) id: 1b13281dea (このIDを非表示/違反報告)
セイ(プロフ) - めっちゃ面白いです！続きが気になります！更新頑張ってください！！ (2016年9月21日 6時) (レス) id: c79745b4c2 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - ありがとうございます！では、描き終え次第このコメント欄にて報告しますね(｀_´)ゞ (2016年8月9日 13時) (レス) id: ec75fc9606 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆえりぃと | 作成日時：2016年7月21日 23時
