先生、対処法を！ ２【名探偵コナン】

対処法５１ ページ8

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新作です！

ERROR【文スト】
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/ice1/

新しい文ストシリーズです！暇潰しに読んでやって下さい！



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あああー、とヒカリをもふもふしてると真咲さんの視線がさらに冷たくなった。しらね


ぐりぐりと顔を擦り付ける。アニマルセラピー、いいかもしれない


ヒカリは微動だにしないけどどこか呆れてるような雰囲気は伝わってくる

猫って撫で回しすぎると禿げるって言うよね‥‥ほどほどにしとこ


『はぁ‥‥胃がヒリヒリする』

「キリキリじゃなくて？」

『ヒリヒリする』


いっそビリビリかもしれない。イケメン過ぎて胃が痛い


私は別になにもしてない筈なのだ。無実、潔白。これだけは誰がなんと言おうと主張する。私は無実だ


なのにどういうことだろうか。何故おあつらえのシチュエーションが用意されてことごとく疑われるのか



ふらぐのたちかたがえぐすぎる。なんなの？フラグって折るもんじゃないの？死ぬの？



思わずひらがな表記になっても致し方ないと思う



『とてもすごくへし折りたい(フラグを)』

「‥‥語彙力を保ってくれないか」


呆れたようにそう言った真咲さんは「お前みたいのが消沈してると変な感じになるんだよ」とよく分からない事を言ってきたので『しにそうなのは私なんですけど‥‥』と返す

そのつぎに「お前ほんとに大丈夫か」とやけに心配気な声で言ってきたのには吹いてしまった。咳き込みながら大丈夫だと言う


『すみません、心配かけて。‥‥ねぇねぇ、真咲さん』


「なんだ」


『私、今日頑張れてましたか？』


「‥‥‥」


私はヒカリから少し顔をあげて、同僚を見上げた


真咲さんはしばらく固まると、笑みを浮かべる


新月のように淡くて、静かな


けれど、優しさと労いをいっぱいにしたような笑みだった



「あぁ。よく頑張ったと思うよ。お前は」




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「すみません、モスコミュールを一つ‥‥おや」


「？ どうなされましたかお客様？」

「マスター、何かいいことでもありましたか？顔が嬉しそうですよ」


「‥‥あぁ、顔に出てしまいましたか。お恥ずかしい」


初老のバーテンは、特に顔にも出さず穏やかに言うと、シェイカーを手に取る


「実は先日、とあるパーティーでバーを引き受けたのですが、面白いお客様がいらっしゃいましてね」


「へぇ、それは気になりますね。酒の肴に聞かせて下さいよ」




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