Marauders【悪戯仕掛け人】 (ページ5)

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ジェームズがここを仕切り直した

「…あ、まだ自己紹介がまだだったね
僕はジェームズ・ポッターさ
で、こっちがシリウス・ブラック
宝石のように美しい君はなんて言うんだい？」

…リリーが可愛いのはわかるけど
あんまり言い過ぎると嫌われるぞ

ほらリリー、ジェームズのこと睨みつけてるし

「リリー・エバンズよ
で、前にいるのがセブルス・スネイプ」

あ、スネイプもジェームズの事睨みつけてるぞ
ふふふ…恋敵だから仕方ないか

『で、私はレイラ……ロジエール』

ロジエールをいうか迷ったが
どうせブラックが言って気づかれるんだから
もう良いやって気持ちで言った

「用がないんだったら出ていってくれる？」

リリー…完璧にジェームズが嫌いになったね

「用ならあるさ
リリーと喋ることさ」

それを聞きブラックがコンパートメントから出て行こうとする
しかしそれをジェームズが止める

なんで止めるんだよ

「何、シリウス出てこうとしてんだい？」

「俺、カンケーないだろ」

「僕がいるところにシリウスあり、だ
関係は完璧あるだろう？」

「…」

『ほうら、無愛想じゃん！』

ブラックから睨まれるが私は素知らぬ顔をした

「火に油を注ぐことしなくて良いのよ！」

『りょーかい。
じゃ、ジェームズ元のコンパートメントに戻りな
ブラック連れて
リリーの雷が落ちないうちに』

どう言うとリリーが「誰の雷よ！」って言って私にゲンコツをくれた
…地味に痛い

そんな風に言ったのにジェームズは「リリーの雷なら大歓迎さ」と言って私を押しのけてリリーの隣に座った

『おわっ』

「大丈夫か？」

私は椅子から落ちそうになった
が、セブルスのお陰でセーフだった

『お、ナイスー！』

「そう言えば、お前ロジエール家だったんだな」

…無視された

「僕らと居て大丈夫なのか？」

『全然おーけー！
バレなければ平気さっ！
……ちょっとそんな呆れた目で見ないでよ』

「…」

『あ、リリー‼︎
大丈夫⁉︎』

やばっ
リリー達のこと忘れてた

今の状態はジェームズがリリーの方へ寄って行こうとするところを
ブラックが止めている

『…たまには気がきくんだね。ブラック。』

「たまにってどう言うことだよ」

『無視)リリーこっち来な！
私とセブルスの間！』

「えぇ」

そう言ってリリーはジェームズの事を一睨みして来た

「リリィィィィ！」

ジェームズがそう叫んでるのが聞こえた

…もうジェームズじゃなくて寝癖君でいっか