SCARS.

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流星…もう1ヶ月も連絡くれへんな…









LINEのトークは会いたくなったらLINEするから。









という素っ気ない文面にわかった。という自分の返事でずっと止まっていた。








何度見返しても変わらないトークを次の講義待ちに落ち込んだ気持ちで眺めていた時だった。









「神山くん…やんな？」









誰、だっけ。









黒髪の爽やか笑顔で話しかけてきた人。









「あれ、同じゼミのはずやねんけど。







しげおか、重岡大毅やで」








そう言いながらおれの隣に座る重岡くん。









名乗られても人に興味のないおれには









そうやっけ、の一言しか返せなかった。









「そうやっけって…」








困り顔な彼には申し訳ないけれど。









「ごめん、人の顔あんま見てへんくて…」









そう言うと重岡くんは








「あは、あははははは







正直すぎんだろ、あひゃひゃひゃひゃ」









途中から変な笑い方してたけどなぜかおれはすごく心があったかくなった。









それから、重岡くんは何くれと無くおれに声をかけて









そのままズルズルと彼とよく一緒にいるようになったのだ。









「神ちゃんさ、今日俺んちで呑まへん？」







スマホを見ても通知は来ない。









「んー…いーよ。」









それが間違いだった。

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