SCARS.

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なんで、こんなことになったんやろ…？









目が覚めるとカーテン越しに伺える窓の外は土砂降りの雨だった。









晴れの日には気持ちよさそうなたくさんの自然は雨特有の黒い雲のせいでおどろおどろしい雰囲気を醸し出している。








唯一分かることと言えばそんな外の景色とは裏腹に晴れ晴れとしたスマイルがお似合いだと思う同じ大学の友人の部屋の中にいる…ということ。








ただ今はいつもと打って変わって涼し気な無表情だが…







そんな表情も









イケメン、やなあ…









なんて、そんな的外れなこと考えてる場合やなくて非常にまずい。









友人の家。ただそれだけならなんの問題もない。









そう、ただそれだけならまずいことなんか1つもない。
飲み潰れて寝ちゃったとでも思うのがありきたりな話だ。








だけど








だけど、いまおれは







"全裸"なのである。









「あんま、見んとってって







なあ、なんか答えて







寒いから服返して欲しいねんけど」









「…見られて興奮してるくせに？」









何を言っても無言だったのに。









自分でも気づいてなかったがその言葉で思わず胡座から三角座りになって自分のソレを隠した。








なんで、








なんでこんなことに。

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