AUの見張り人とファン【AU】

14.人間 ページ14

ﾄﾞｻｯ


何処かのAUであろう場所にワープゾーンから落ちた


ここは何処だと理解する前にあるものが目に入る


それは勿論モンスター


私はとっさに殺そうとナイフを振り上げるが


ｶｷﾝｯ


何かに止められる


また邪魔か……


私は攻撃を止めた相手の顔を確認する


「……？」


そこにいたのはインクやどこかのAUサンズじゃなくて…


『？』


人間の女の子だった


ピンク色のロケットと、見たことのない服装(制服)が特徴的な


それと自分が持つナイフを見るに、この人間もモンスターを殺そうとしていたらしく、偶然刃物がぶつかりあったように見えた


………人間にしては変な武器を使う


あの魚人のアンダインの持つ、槍のようなピンクの刃物


………まぁ、別にこの人間はモンスターじゃないから殺す意味は無い

このモンスターを殺すのなら自由に殺させよう


「……」


そう思い、ナイフを消したのだが


ｶｽｯ


自分の首横にピンクの槍が通る


「っ！」


いきなりと衝撃に同様し、尻餅をつく


この人間は、私を殺そうと襲いかかってきたのだ



偶然その攻撃を外したらしく、かすっただけで済んだが、外さなければ今頃串刺しだろう


『………貴方もAUなんでしょ…？』


「何か問題でもあるの？」


『あるよ。ありありだよ』


人間は目下まで影をかけ、倒れてる私を睨み付けた


この人間の私を殺す意味は全く見当たらない


なんせ会ったばかりなのだから


そんな私は何も言わずに彼女を見上げる


「私は何もした覚えがない。その槍下ろして」


こうしている間にモンスターも逃げてしまう


いや、もうそこにモンスターはいなかった



………



この人間も私の邪魔をするつもりなら…





容赦はしない

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