ガーネット (ページ15)

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Aside

翔北にきて、１年が経った。

黒田先生がいなくなってから、

人手に少しだけ問題が出てきたけど

何とか上手くまわしている。

「おはようございます。」

三「おはよう。

早速だけど、明日の当直変われる？」

「大丈夫ですよ。」

三「子供が熱出したから。

ごめん、今度変わるから。」

と、去っていった三井先生。

働く奥さん&ママさんは大変だね。

てか、旦那さんって誰なんだろ。

まぁっ、いっか。

白「おはよう、A。」

「おはよう、恵。後、美帆子。」

緋「おはよう…。ねむーい。」

私達、フェローの間で変わったといえば

女子は、名前で呼ぶようになったかな。

恵、美帆子、はるかって。

藤「おはようー！

てかさ、俺も名前で呼んでくんない？

女子だけじゃ面白くないだろ。

なっ？藍沢ー！」

藍「そんなのこいつらだけで

やらしとけばいいだろう。」

「藤川、正直言ってあなたは

うるさいから、黙って？」

藤「はぁー、いじめだよ。」

と、去っていった藤川。

男子を名前で呼ぶとかさ、

私達、学生じゃないんだからやだ。

緋「A～、今日もご飯ね。」

「また～？もう、今月ピーク何だけど。」

緋「じゃあ、今日は家鍋にしよう！」

白「それいいね！賛成！」

冴「Aの家、来ていい？」

「仕方ないなぁ～、いいよ。」

と、喜ぶ３人。

めっちゃ、可愛いww

【家にて】

緋「美味しそ～！」

冴「いただきます！」

「洗うの、恵やってね。」

白「緋山先生にやらせて。」

緋「ねぇ、最近恋ばなしてなかったね。」

冴「そんな歳でもないけどね。」

「美帆子、好きな人でもいるの？」

緋「今、作る気ない。」

「そう。なら、お見合いするの？」

緋「それもめんどくさい。」

「藤川、はるかのこと好きだよね。

明後日のクリスマスイブ、一緒に

過ごしたいらしいよ。」

冴「冗談辞めてよ。気持ち悪い。」

緋「Aの好きな人さ、

あれは付き合ってんの？

勤務中も、イチャｯてるし？」

「イチャｯてないし、

付き合ってもおりません！」

白「もったいないなー！

クリスマス、一緒に過ごせばいいのに。」

「何いってんの。

クリスマスは、はるかと過ごしたいの！」

冴「え、それ初耳なんだけど。」

「うそ、うそ。藤川の本心ね。」

緋「まぁさ、クリスマスくらいさ

好きな人と過ごしたいよね。」

クリスマスは、いい症例がくればいい。

そんな思いだった…………のに。