大好きな君へ (ページ2)

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「「GAMEOVER…」」

S「…」
N「翔ちゃん、壊滅的に下手ですね。」
S「だから言っただろ？」
N「まぁいいですよ。さっきよりいい顔してますしね。」
S「え？」
N「一人で背負いこまないでくださいよ。メンバーなんですから。何があったんですか？」
S「……………」

二宮は積み重なった新聞を手に取り言った。

N「こんなたくさんの新聞…プロのアナウンサーでも見てる人少ないでしょ？」
S「……………でも…俺は読まないといけないんだ…」
N「教えて下さい、その理由」
S「………………………」
N「そんな目で見てもニノちゃんは騙せません」
櫻井は諦めたかのようにため息をつきしぶしぶ話し始めた。
S「この前…ちょっとネットニュース見ちゃってさ。やっぱジャニーズのキャスターなんて信用低いみたいで…」
N「なんて書いてあったの？」
S「…ジャニーズがキャスターなんてでしゃばりすぎだ…とか…これだから嵐はだめだ…とか…」

二宮はため息をついた。

S「ごっごめん…」
N「なんで謝るんですか…俺この前映画やったじゃないですか。ついこの間ネットでの評価、知ってます？」
S「え？」
N「翔さんのと同じ感じですよ。二宮はなんの役をやっても二宮。ジャニーズだから主演やれるだけ。」
S「……………!!そんなこと!!ニノはどんな役が来てもその役になりきるためすっごく努力してる。プロの俳優さんに負けないくらい努力してるのに！」
N「翔さんは俺の演技すき？」
S「大好きだよ!!!当たり前じゃん！」
N「おれも」
S「え？」
櫻井はびっくりした。しかしそれとは対象的に二宮は満面の笑みで言った。