ゅ ページ4
深夜……いや、もうすぐ夜が明けるだろうか。
『はぁ…はぁ…っ！』
寒い廊下を寒いと感じなくなるくらい走った。
涙がとまらないせいか、視界は滲むし息はあがるし、上手く走れない。
それでも走った。
何故だか今すぐに、皆に会わなきゃいけない気がして。
でも今日に限って皆はいつもの場所にいなくて…だから城を飛び出して走った。
邪魔な靴は脱ぎ捨てた。
もう私は一人で歩けるから。
飾りたてるアクセサリーも、ポケットにしまう。
もう私は私に自信があるから。
髪がボサボサでも、目が腫れていても、気にならなかった。
もう私は受け入れてもらえると気付いたから。
『あと少し……っ！』
上下する胸を押さえて、広場へと走る。
めったに人が来ないような場所。
確信はないけれど、皆そこにいる気がして。
会いたい。
会いたい。
一心で走る。
『はぁ…っ…はぁ…っ……ついた…！』
顔をあげると、眩しいくらいの月明かりに照らされた彼らが、そこにいた。
tn「な、なんでここに…ってなんやその顔！ww」
kn「なんやねんA！ひっどい顔やなぁww」
zm「ぶっさwwAぶっさwwwあ、嘘やん怒んないでや」
sha「なに泣いとんねんAwww」
syp「ガキですかA先輩www汗びっしょりじゃないっすかwww」
そういって笑う彼らの頬には、誤魔化しきれないほどの涙。
ut「…っていうかAちゃん靴は！？…は！
投げ捨てた！？どうして！？！？」
ps「女の子でしょ！？足たいせつにして！？！？」
em「Aさん、風邪を引きますからこれを…！」
ht「A、とりあえずこっちにおいで、座んな？」
そういってあたふたする彼らの頬にも、涙が。
ni「久しぶりの再開がこれなんて…ww」
kr「軟膏塗るかい？クラレ印だよぉ」
os「絶対使っちゃアカンめうw」
gr「…A、来るんだ。」
大人びた彼らの頬にも、涙が。
促されるまま座り、息を整えた。
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タマゴノカラ(プロフ) - てんしょん高い一般人さん» ビックリさせちゃいましたかね汗 お祝いの言葉、誠にありがとうございます！貴方様を楽しませることができて、かつよそうがいのオチをつけることができて本当によかったです！これからも頑張ります！ (2019年12月24日 20時) (
レス) id: e351f1e44a (このIDを非表示/違反報告)
タマゴノカラ(プロフ) - iyoさん» お久しぶりでございます、はい、この度最終話を迎えさせていただきました！夢主ちゃんには幸せになって欲しかったので…w貴方様の涙腺を緩ませることが出来たようで嬉しいです！ 貴方様の占ツクライフの一部に私の作品を選んでいただけたこと、光栄に思います！ (2019年12月24日 20時) (レス) id: e351f1e44a (このIDを非表示/違反報告)
てんしょん高い一般人 - 久々に来たら終わってた…完結！おめでとう！ございます!!!!!毎回楽しみながら読ませていただきました！最後のオチは予想外でしたね笑 これからも頑張ってください！応援してます！ (2019年12月23日 18時) (レス) id: 618bb00bf1 (このIDを非表示/違反報告)
iyo(プロフ) - 久々に読んだら最終話になっていて泣きそうでした。最後の最後まで夢主ちゃんは夢主ちゃんでしたね！ホントに涙が止まってくれないwタマゴノカラさんお疲れさまでした！終わるのは寂しいです。大のお気に入りだったので忘れません！素敵なお話を有り難う御座いました。 (2019年12月22日 16時) (レス) id: 14f844edc7 (このIDを非表示/違反報告)
タマゴノカラ(プロフ) - *白猫/空月白*さん» ありがとうございます！ はい、どうしてもハッピーエンドにしたくて…w こちらこそ、今まで沢山のリクエストありがとうございました！ 私もたまに見返しますが、ちょっと切ないような気持ちに…。でも私達の知らない所で夢主ちゃんは幸せになっていますよ！ (2019年12月16日 20時) (レス) id: e351f1e44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｷﾘﾄﾘｾﾝ | 作成日時：2019年11月28日 20時
