俺は君を救いたい 【赤】

第5話 ページ7

莉犬「あぁぁごめん。言い過ぎた…」



驚きで黙り混んでしまった私にそう声をかける莉犬くん


『こっちこそ、くだらない鬱話に付き合ってくれてありがとね』

莉犬「でも本当に俺を助けてくれたのはAちゃんだから、、、その、、




今度は俺がAちゃんを助けたいって。」



『？！ ありがと。でも大丈夫。』


"Aちゃんを助けたい"

そんなに無責任に言わないで

莉犬「でも大丈夫じゃなさそうだし」


おせっかいだから。


莉犬「助けたいんだAちゃんのこと」



すると私の中で何かがプチっと切れた


『大丈夫って言ってるじゃん！別に私は莉犬くんみたいな人、何人も何人も見てきてるし。
助けたいって無責任に言わないでよ…言葉1つ1つがどれだけ重いか知ってるでしょ？
言ったことは一生相手の頭の中に住み続けるんだから！…』


莉犬「…ご、ごめん。」


『もう帰って…？』

ーーー
莉犬side


『もう帰って…？』

この声は少し詰まっていた。


本当は助けて欲しいくせに、


何てことは言えず、俺は黙って家から出ていった。


案の定まだ日が差してなくて外は真っ暗だった

でもAちゃんは俺が傷つけちゃったも同然だし、



しばらくAちゃんの視界に入らないようにしなきゃ。

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