理由 2 ページ4
〜翌日〜
昨日あったばかりなのにノッビアはAに会いたくなった
頭の中でAの笑顔を想像すると目の前にAが現れた。でも、それに戸惑いAは消えてしまった
マーモンが初めて幻覚を使った瞬間だった。
ノッビアは明日、Aに見せるために練習した。
でも、絶対に親には言わなかった。
ノッビアの家はスラム、お金がないのだ。毎日生きるのに必死な両親はノッビアに構うこともせず、ただ、住む場所と食べ物さえ与えればいいと思っている人たちなんだ。このことを見せたって気持ち悪がるかもしれないと、ノッビアは考えた
そして、ノッビアの考えは当たりだ。
スラムではそういう思考の者が少なくはない。第一、スラムにいる人等はお金を集めるためにノッビアを利用する可能性があった。
まだ幻覚しかできないが、有幻覚を使えるようになったらそれを売り、お金を手に入れようとする輩が出てくるかもしれなかった。
有幻覚については知らなかったが、幼いながらにそれをノッビアは理解していた
必死に練習しノッビアは操れるようになった。
最も、リング争奪戦の霧戦や代理戦争の時のような力はないが、五歳でここまで操れるというのは大変珍しいことだった
マ「ふぅー、予想以上に体力を使う。難しいなぁ…」
夜遅くまで練習をしていたり、どうやってお金を集めるか考えていたノッビアは翌日の昼頃に飛び起きた
時計はないが、時間的に11時頃。
Aとの約束の時間は10時半頃だ
マ「遅刻した…」
そして、ノッビアは草原まで走った
そこにはもうAがいて、ノッビアが来たのを見つけると微笑みながら挨拶をした
貴「こんにちは。ノッビア」
ノッビアは息を切らせながら途切れ途切れに挨拶をした
マ「こ…ハァハァ…んにち…ハァ…は…A」
ノッビアは早速Aにりんごの幻覚を出した
Aはもちろん驚いたが、ふわりと笑い"凄いね"と言った
ノッビアは照れながらも"ありがとう"と言い笑った
二人が話しているとAが思い出したように声を上げた
貴「そういえば、その技の名前は幻覚って言うらしいよ」
勿論、ノッビアは不思議に思った。なぜ彼女が知っているのか？と。
そんなノッビアの考えを読んだかのようにこう続けた。
貴「この前、少しお金が集まって図書館に行ってみたの。その時厳格についてっていう本を見つけて読んだんだ」
その時、絶対にAは幻覚が使える事と、その上の有幻覚が使えることを話さなかった
(幻覚の存在を教えてくれたのは君だった)
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MAKOTO@低浮上(プロフ) - 闇の道化師さん» ありがとうございます！そう言っていたただきありがとうございます！頑張ります！ (2017年3月8日 0時) (
レス) id: b20568eb49 (このIDを非表示/違反報告)
闇の道化師 - とってもいい話でした。理由シリーズの雲雀の方も読みました！これからも頑張ってください♪ (2017年3月7日 23時) (レス) id: a4c5ed2f5a (このIDを非表示/違反報告)
MAKOTO@低浮上(プロフ) - ﾍﾟﾝﾈｸﾞﾗﾀﾝさん» 正直、男でも女でも書けたのですが、男だと書きやすいので、男にさせていただきました。面白いと言っていただき、ありがとうございます！ (2016年10月16日 21時) (レス) id: 72d8bdffe2 (このIDを非表示/違反報告)
ﾍﾟﾝﾈｸﾞﾗﾀﾝ(プロフ) - 面白かったです。
マーモンって性別どっちなのか明言されていないので女の子? とか思ってましたが、男の子……いいですね! (2016年10月16日 20時) (携帯から) (レス) id: 04ea405d06 (このIDを非表示/違反報告)
MAKOTO@骨折♪←(プロフ) - レイナさん» ありがとうございます〜 (2016年6月23日 17時) (レス) id: b20568eb49 (このIDを非表示/違反報告)
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