私は彼の幼馴染み【あんスタ】 (ページ10)

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授業前ページ10

1時間目の授業は体育だ。
内容は聞かされていのでどんな事をするのか少し楽しみだ。

すると、後ろから声を掛けられた。

｢やっほ♪ありすちゃん♪｣

『薫くん…!』

｢今日も可愛いね♪｣

『可愛いって…そんなことないよ…!』

私は頬を赤く染め、両手を交互左右に振った。

｢髪も綺麗だよね～♪｣

私の髪を触ろうと、薫くんが手を伸ばしたその時、
薫くんを注意する声がした。

注意する声の主は副生徒会長の敬人くんだった。

｢学校内でナンパだと、いい度胸だな?｣

｢ちょっとちょっと～ナンパなんていつしたのさ～?｣

｢今しているだろう｣

敬人くんは眼鏡をかけ直し、溜息をついた。

｢まったく…今度ナンパしていたらタダじゃおかないからな｣

すると、小さい声で薫くんはお願いしてきた。
後から面倒くさい事になるからどうにかしてご機嫌にして欲しい、の事。

あ、今日は眼鏡が変わってる…。

『敬人くん…!』

｢ん?何だ｣

『眼鏡変えた?』

すると敬人くんの目は輝いていた。