『永遠の時』 episode one ~Devil's sister ~ (ページ3)

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悪魔の妹ページ3

フランドールside

アタシは誰？そんなこと知らない。

アタシはアタシ、それだけ。

そんなことより…このせっまい空間から出るにはどうすれば良いのだろうか？

《告。暴走モードに突入しました。暴走頭脳の演算機能が停止します。脳への負担が最大値に至った時、最悪の場合生命活動が停止します。
暴走モードが収まるまで脳の活動を停止させることができます。実行しますか？》

あー、もううるさいなっ！NoだよNo！
とりあえずここを突き破ってみようかな？
でも…力足りるかな…？

“確認しました。能力強化獲得・・・成功しました。
続けて、身体強化獲得・・・成功しました。
能力強化と身体強化を手に入れた事により統合され、能力強化exへ進化しました。”

なんかよく分かんないけど、スキルを手に入れた…！とりあえず使ってみるか…？
ON OFFを切り替えられるのはありがたい…

テイッ！あ、簡単に敗れたや。
面白くないな～？

『キュッとして～？ドッカーーンっ！』

そう言って私が入っていたものに手をかざし、
その手を握る。
すると、綺麗な…美しい血飛沫が飛んだ。

え？『さっきのキュッとして…』って何かって？本能が言いたいと言っていたのだ。

「これから私はどうすればいいの…？」

ん？何か聞こえる…吸血鬼、つまり同属がいた。
魔力を調べて…あ、私の魔力に近いから…
お姉様…なのかな？
これからどうするか考えていると、

「もう、なんなのよっ！レミリア、奥様に何があったの？」

そう言いながら紫髪の女の子が入ってきた。
異常な魔力…生まれつきの魔女かな？

で、どうやらお姉様の名前はレミリアという
らしい。
私を発見したらしい魔女は怯えた目で私を見ていた。

『え？アタシに何か用かな？』

「えええ、えっと…いいい、今の状況を教えて頂けないかしらら…？」

凄い怖がられている…まぁ、無理もないか。

「ん…アタシが生まれる為にアタシのお母様を殺しちゃって、それをみた多分お姉様が泣いちゃって…って感じかな？
あ、アタシが言ってるお母様って、そこら辺に散らばってる肉片のことだよ？」

そう丁寧に答えると、

「お、奥様が？！こ、このバケモノ…」

『アハハハハ！アンタ面白いねっ！アタシ、アンタを気に入ったよ！
でもさ…その怯えた目、やめてよ？
アタシそんな強くないよ？なんなら実際に戦ってみよーよっ！ねぇねぇ！
じゃあ、スタート！ルールはどっちかが倒れるまでだよ～？』

こうして最悪の殺し合いが幕を開けた。