築宮桜子 ページ8
「で、アーヤ。
彼女の紹介。」
翼がそう言ったので、みんなは体ごと桜子ちゃんちゃんに向け、背筋を伸ばした。
「築宮桜子ちゃん。
私たちと同じ、中学一年生で、秀明のクラスは三ツ矢Cクラス。
学校は、お茶の水大学付属中学だよ。」
そのとたん、みんなの目には敬意の光が広がった。
「すげーな。
お茶の水かよ。」
「僕も、お茶の水の子とは話したことがないんだ。話せて嬉しいよ。」
黒木くんが立ち上がり、細い指で自分と、上杉くんを指差した。
「あいつが上杉和典
三ツ矢Cだよ。」
桜子ちゃんが、驚いたように上杉くんを見た。
「名前だけは、よく知ってる。」
ああ。
また、全国模試上位者同士の絆かな。
「俺も。よろしく。」
上杉くんに頷いた黒木くんは、小塚くんに目を移す。
「あいつが同じく三ツ矢Cの小塚和彦。」
またしても、驚いた様子で、桜子ちゃんは、小塚くんを見た。
「このチームって、すごいんだね。」
桜子ちゃんの微妙な感想に、黒木くんは苦笑して、自分を親指で指した。
「俺が、黒木貴和。三ツ矢B。
俺を含め、今紹介したメンバーは、みんな開成中。」
桜子ちゃんは、また、エンジェルスマイルを浮かべながら、3人に頭を下げた。
「次、浜田組どうぞ。」
私は頷いて立ち上がった。
「あっちが、砂原翔くん。三ツ矢A。
で、そっちが、美門翼くん。三ツ矢C。」
翼を紹介した瞬間、桜子ちゃんは、満面の笑みで翼を見た。
「すごい。名前見るたんびに、何て読むんだろうって、思ってたんだ。」
そんなエンジェルスマイルの桜子ちゃんに、翼も、天使の微笑み！
その2人危険っ！！
「俺も、名前だけはよく知ってる。
よろしくね。」
翼が、私に進めるように促すので、続けた。
「私が、立花彩。さっきもあったけれど、よろしくね。
今紹介した3人が浜田だよ。」
桜子ちゃんは、うんうん、と、何度も頷いた。
「最後、俺が若武和臣。三ツ矢Bだ。
よろしく頼む。」
若武が、わざわざ手を差し出したので、桜子ちゃんは、苦笑しながら握手した。
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瑠璃菊bookworm(プロフ) - 桜子ちゃんカッコいい！私はお父さんの頭をポカってすることぐらいしか出来ないのに… (2018年2月23日 23時) (
レス) id: 6763eabd01 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 桜子ちゃんこわいよオおおおおおお (2016年4月22日 17時) (レス) id: d885b7a670 (このIDを非表示/違反報告)
えりん(プロフ) - ルカさん» そんなコメントをいただけるとは……泣きそうなほど嬉しいです(;_;)私も桜子ちゃん好きなんです笑共感していただいてありがとうございます！頑張ります！ (2015年12月27日 22時) (レス) id: 02bf578d58 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - すごく面白かったです！桜子ちゃんのキャラが可愛い！えりんさんの作品大好きです！これからも他の作品頑張ってください！応援してます！ (2015年12月27日 22時) (レス) id: e3b5485af0 (このIDを非表示/違反報告)
えりん(プロフ) - fumiさん» ありがとうございます！築宮の感想を聞けて嬉しいです。ありがとうございました！ (2015年8月21日 6時) (レス) id: 02bf578d58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えりん | 作成日時：2015年8月14日 17時
