。 ページ26
「、、、ふざけんな。」
小さい声でさくらちゃんが初めて、、初めて 殻を破った瞬間だった。
「あんな奴死んで当然だったんだ。」
それは聞き捨てならいと 立ち上がろうとしたその時。
「ふざけんな!ふざけんじゃねぇ!!!!!!」
そういって席から立ちあがり 甲斐くんの胸あたりに
膝でキックを入れた。
おお、、、初めて意見を言ったとは思えないほど派手だな。
凄いな。 正直、唖然とした。
なんだ。ちゃんと意見言えるじゃんって。
「アンナたちに何がわかるの!!!澪奈の何がわかるの?澪奈はいつも凛としてて結局薬 . 物なんてやってなかったしなのに情報に乗って彼女を追い詰めたのはあんたたちじゃない!!!」
「なんで死んでまで澪奈が悪口言われなきゃ行けないの。
許せない。絶対許せない!!!!!」
「けど、1番許せないのは私だ。
私は澪奈を被写体としてしか見てなかった。
先生の言う通り、澪奈が手紙を書いたのはちゃんと意味があった。」
「さくらとは友達になれない 滲んでるの。なれないの文字が。澪奈の涙で滲んでるの。
手紙を書いたのはきっと違うんだよって伝えたかったから。
本当はずっと友達だよって伝えたかったから。
私はそれに気付こうとしなかった。
気付かないふりをした。
怖かったから。私も澪奈みたいにみんなに無視されるのが怖かったから。
私は、、澪奈のSOSを踏みにじった。」
「澪奈が自. 殺したのは私のせい。私のせいで澪奈は命を絶った。ごめん。ごめんね澪奈。」
何故か 私は 頬に 何かを感じた。
ああ、、、涙を流してる。
この子がここまで自分の過ちを素直に見つめ直しとくれたことに。
ひーちゃんの言うことを聞いてちゃんと考えてくれたことに。
365人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
佐藤結依(プロフ) - コメント失礼します!夏帆ちゃんじゃなくて香帆ちゃんだと思います……!違うかったらすみません……! (2019年1月20日 22時) (レス) id: 6860fcb22d (このIDを非表示/違反報告)
倭都(プロフ) - 桜絵笑美さん» ありがとうございます!2つとも直させていただきました!感謝です! (2019年1月16日 6時) (レス) id: 053a7c2aa7 (このIDを非表示/違反報告)
桜絵笑美(プロフ) - コメント失礼します!誤字見つけたので報告に。退路を断つが太陽を断つになってるのと、生徒を決めるのがサイトを決めるになってます! (2019年1月16日 0時) (レス) id: 087612a236 (このIDを非表示/違反報告)
倭都(プロフ) - Riran@赤月さん» ありがとうございます!直させてもらいました!! (2019年1月14日 23時) (レス) id: 053a7c2aa7 (このIDを非表示/違反報告)
Riran@赤月(プロフ) - 倭都さん» あ、もう一つ見つけました!『ああ、手がが、熱い。』ですね、同じ話のやつです! (2019年1月14日 23時) (レス) id: 335e466572 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:倭都 | 作成日時:2019年1月8日 23時