−3−え……私の従弟宿儺の器なんですか…？【呪術廻戦】

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「つーか部活はどうしたよ。こんな消毒くせえところでサボッてんじゃねー」

「うるせえなあ。部活は5時前に終わんの！俺だって暇じゃなきゃいちいち見舞いなんてこねーよ」

「ケッ、ゆとりかよ」




またもや口を挟もうとすると、悠仁にバッと口を塞がれる。なんなんだオマエ。素直になれないとかツンデレかよ。寝返りを打ち、顔を背けた爺ちゃんが「……悠仁」と名前を呼んだ。




「んー？」

「オマエは強いから、人を助けろ。手の届く範囲でいい。救える奴は救っとけ。迷っても感謝されなくても、とにかく助けてやれ。オマエは大勢に囲まれて死ね。俺みたいにはなるなよ。

そしてA。わざわざ東京から転校してまで悠仁の面倒見てくれてありがとな。これからも頼むぞ」

『……………え、』




それはまるで、遺言のような。疑問に思った悠仁が「……爺ちゃん？」と聞いても、もう返事が来ることはなかった。それが意味するのは、つまり……。



悠仁が無言でナースコールを手に取る。「はい、どうされました？」と聞いてきた女性に、悠仁はグッと唇を噛みしめると、「爺ちゃん死にました」と悲しそうに告げた。









＿＿＿＿＿「うん、必要な書類はこれで全部」

「ウッス。お世話になりました」




受付にて、悠仁が淡々と書類に記入していると、「本当に大丈夫？」とお姉さんが心配そうに聞いてきた。




「そーっスね、こういうの初めてなんで、まだ実感湧かないかな……。でもいつまでもメソメソしてっと爺ちゃんにキレられるし、後は笑ってこんがり焼きます」

『いや言い方よ』

「お姉さんも大丈夫ですか？」

『お姉さ………え"っ私！？』

「A以外に誰がいんだよ…」




えー、私悠仁の姉ちゃんに見えてたのか。へ？いつも一緒に来てたから？いやまあそれは事実なんすけど…。



『実は従姉弟なんすよー』とネタバラシすると、えっ！？と驚いた顔をするお姉さん。そんなに顔似てたかなぁ……？




『ところでお姉さん。ちょっとトイレに行ってきても……』

「あ、いいですよー。そこの角曲がったとこね」

『はーい』

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