−3−え……私の従弟宿儺の器なんですか…？【呪術廻戦】

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「虎杖ぃ〜？A〜？」

「いや俺ちゃんとオカ研って書いたよ？」

『今から書くからちょい待って』

「アウトだろそれは」




じとーっと睨まれているのをシカトし、ボールペンを取り出して記入を始める。えーっと、確かオカ研の正式名称は……。



無言でスラスラと書いていると、再び勢いよく開かれるドア。皆何でそんなに勢いよく開けるんだろう。ここのドアそんなに立て付け悪かったか？そのうち壊れそうなので至急止めて頂きたい。




「俺が書き換えた！」




突然聞こえた苦手な声に、思わず顔を上げる。うげぇ、陸上部顧問の高木じゃん。ちなみに高木は、生徒より問題のある教師で有名なめんどくさい先生である。コイツ暑苦しいから苦手なんだよな……。



というか先生が書き換えるって普通に駄目なんじゃ？アイツヤバくね？？ほら会長を見ろよ。俺はどの立場をとれば……って困惑してんぞ。




「虎杖。全国制覇にはオマエが必要だ」

「しつけーな！何べんも断るって言ってんだろ！」

「駄目だ！」

「駄目なの！？」




悠仁が断固拒否！と強く拒絶する中、私は記入し終えた入部届を会長に手渡した。「あ、あぁ……」と放心状態で受け取られた入部届。やった！これでオカ研は………




「そして薄場。オマエも全国制覇には必要だ」

『おまっ何目の前で書き換えてんだコラ！！！』




会長に渡った入部届は、高木によって放心状態の会長から奪い取られた。そのまま私が使って出しっぱなしにしていたボールペンを使い、

心霊現象研究会
陸上部

と書き換える。た、高木テメー！！私の努力の結晶(わずか1分)を無駄にしやがってー！！！




「え、Aって運動神経良かったの？」

「少し前、虎杖と並んで走っているのを見かけてな。それに体育の授業も若干手を抜いてる時があるだろう」

『嘘バレてたの』




一応誤解を生まないために説明しておくと、悠仁と並走していた時は追いつくために呪力で強化してただけだし、体育に関しては高専で五条先生や真希ちゃんにみっちりしごかれたので人よりは出来るってだけだ。そう、ただそれだけの話である。

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