−3−え……私の従弟宿儺の器なんですか…？【呪術廻戦】

久々の再会 ページ26

その後は部屋に帰って寝ていると、隣の部屋のドアが開く音で目が覚めた。こ、これはまさか…！！人の気配を察知し、飛び起きて部屋を飛び出す。



ノックを3回すると、返事を待たずにバーンとドアを開けた。ここでAちゃん☆豆知識講座(初回兼最終回)を披露させて頂こう。ノックの回数には実は意味があるのはご存知だろうか？え？知ってる？？いやまぁそう言わずにお聞きください。ノックが2回だとトイレの空室確認、3回だと親しい間柄での空室確認、4回だとビジネス・フォーマルな場での入室確認となるのだ…………………………と小学校の校長が卒業式で言っていた。何であのタイミングで意味不明な豆知識披露したんだろうな。未だに分からん。そして小学生の時の記憶だから間違えてるかも。もしそうならごめんね。お詫びに五条先生闇討ちしてくるから(無理)



という訳で私と真希ちゃんは親しい間柄なので3回ノックしてドアを開ける。返事？大丈夫大丈夫、親しい間柄なら許してくれるって。




「おいコラ！！！返事待たずにドア開けんなや！！！！！」




……………そんなことはなかったようだ。入るなり飛んできた怒号に無言で立ち止まる。………すみませんでした。



「誰だ……………A！？！？！？」

『真希ちゃん叫びすぎで喉死んでない？大丈夫そ？』

「いやおまっ、いつ帰ってきたんだよ！？」

『今日』

「随分と急だな！！」




一通り叫びきったのか、軽く肩で息をしながら私の肩をガッシリと掴む。「これ夢か？」とか言ってるけど安心して真希ちゃん、現実だから。




「何でまたそんな急に復帰したんだ？まあいつかは帰ってくるとは思ってたが…」

『いや私だって復帰の予定はなかったよ。ただどこぞの目隠しが強制的に元の学校を退学させたせいでここにいるってだけ』

「全部察した」

『理解が早くて助かります』




そのまま真希ちゃんと仲良くお喋りしていると、「おーい、真希ー」と誰かが入ってきた。ん？この声は……。




『よっパンダ。久しぶり』

「……おい真希どちら様だ？なんかやたらとAに似てる気が…」

『いや本人なんすけど』

「すみません今なんて？？？」

「A本人だっつってんだろ」

「は！？！？！？」

『そんなに？？？』




流石に過剰反応じゃないか？？？？

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