負けず嫌いの君。【黄】

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るぅと「ねぇねぇ〜どこ行くの？」

『カフェ。』

金魚のフンかのように私にひっつきまわっていくるぅと。


るぅと「奇遇！僕もそこ行きたかったんだよね！




一緒に行こ？」

『やだね。』


しょんぼりする彼

昔から一緒というのもあり、やはり好きなものもその時思うことも一緒らしい。

断られると分かってるだろうになぜ聞いてくるのか……


るぅと「お願いお願い！！」

『やだぁ！！』

このあと数分その場を走り回って結局連れてかれた。
しかも奢らされたし。
ーーー
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

HR終わりの鐘がなると、私たちは走って学校を出た。

どちらが速く図書館に行けるかの勝負をしているのだ

今のところるぅとが優勢

るぅと「どう？手加減は？」

『しなくて良い！』


勝負の末、買ったのは




るぅと「ふぇーい、僕の勝ち。」

『はぁ、はぁ……あぁあまただぁ……』

どや顔を見せつけてくる彼を殴りたくなった。

これはもう末期((

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